「花束みたいな恋をした」連休だからって事でアマプラで何かないか探したら見つけた。話題作で坂元裕二さん脚本だから期待をして見始めました。以下ネタバレになるので見てない人は見ない方が良いです。いや、もう物凄く胸が痛いです。ずっと奥の方に閉まっておいたものを開けさせられた感があって何とも言えない感情に浸ってます。と言うのも自分も物凄く似た経験をしたから。麦君(菅田将暉さん)と絹ちゃん(有村架純さん)程、小説、漫画含め、趣味趣向がピッタリでは無かったけど物凄く自分と似てる感覚を持った女性と付き合い同棲して別れたという経験がある。猫を飼ったというのも同じだし。誰が何と言おうと、他人に誇れる位に他人を好きに、愛したって言える、最高の時間を過ごした。愛は永遠に続くって本気で信じていた。残念ながら、映画の中の二人じゃないけどお金や仕事という現実が二人にとって真綿のようにストレスを溜めさせていて、夢みたいに語るのが出来なくなってしまった。絹ちゃんみたいに好きな事を好きにというスタンス(元々麦君が提案したんだけど)を持てず、彼女が持つ家族の理想に応えられず、愛は潰えた。最後は喧嘩別れのようになって何年後に会って、昔みたいに話した事はあって憎んだままじゃなくて良かったけど。その時に切なさとか感謝とか申し訳なさとか色々な感情を日々、胸の奥に奥に押してきたけど映画を見て、一気に引きずり出されて出会った時とか行った場所とか、当時の知り合いとかがバーって出てきた。多分しばらくはこの何とも言えない感情と一緒に暮らしていかなくちゃいけないんだろうと思う。#長い自分語り失礼しました