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西門佳祐
前を向いて
ゆっくりでも
ときおり駆け足でも
自由を感じながら
何ものにも囚われない
そんな時間がわずかでも
生きていくために必要で
そんな日々の積み重ねが
一週間になり一ヶ月になり
一年という節目を生む
少しずつ何かから
解き放たれてゆく
そんな風に
人は歳を重ねて
そんな風に
自由を手に入れて
そっと
幸せを噛みしめよう
そっと
誰かを愛していよう
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

水の部屋
西門佳祐
絶えることのない
砂浜と波音と
いくつかの思い出
それだけで
背中の支えになる
でも
あなたの声と言葉には
遠く及ばない
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

やさしさにさようなら
西門佳祐
夜は誰かのものになって
私は静かに
窓に心を映してる
朝に残る月を思えば
消えていく星々を
見送るひとつの風になって
あなたの髪を揺らしたい
あなたがいた昨日と
あなたがいない今日
いつもと同じ風景なのに
私の視線は迷子になって
あなたの姿を探してる
胸の中に
あなたが宿っていると
未来を信じて歩けば
いつも一緒だよって
本当にそうなるから
木漏れ日の影の中
夕暮れどきの飛行機雲
ビルの隙間から見える星々
朝には消えて見送る月
いつも一緒だよ
ずっと一緒だよ
そんな声がした
そんな気がした
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

愛の唄
西門佳祐
そう生きることが
必要だった
きちんとわきまえ
慎みと冷静さに
「大人なので」と
言ってみても
本当のことは
大人になればわかる
いくつになっても
大人なんていうものは
大人のフリが上手い人
こどもじゃないけど
こどものような人は
こころ自由な人
でも
こどもそのままな人は
いつの時代も困った人
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#困ったニャン

Love Me Harder
西門佳祐
言葉にしたって
伝わらないこと
言葉にならずとも
触れ合うだけで
通じる想いもあって
歳を重ねるとは
どちらもそれなりに
わかり
活かし
触れて
辿り着く
誰かの痛みがわかることは
同じ傷を負っているからと
伝えられたらいいね
今宵の月が綺麗なことも
明日の珈琲が美味しいことも
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

言葉にできない
西門佳祐
強風警報もあって
心配事が増える
それはあなたも含まれてて
いつもいつも煩わしいよと
思われちゃうかな
でも素直な気持ち
私は私のことをこなせばいい
あなたにはあなたの生き方がある
だけど
勝手に想うのは自由だからさ
願いも祈りもあなたの割合が多くて
仕方ない私だと思うのです
#今日の言葉
#N34の空の下から
#そして満ちてゆく
#酔っ払いエレジー
#トテモ切ナイ冬

悲しみの岸辺(2003)
西門佳祐
声にださなきゃ
触れてみなきゃ
走りださなきゃ
やっぱり
言葉が欲しくて
声が聞きたくて
触れて欲しくて
そばにいたくて
だからかな
満たされたいこと
幸せを感じること
そのどちらにも
含まれないことも
そう
やさしい時間は
確かにあるのだから
やさしかった人は
確かにいたのだから
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

思いのままに
西門佳祐
ひとり置かれて
ほろほろと風が運び出す
心のほころび
音にならない言葉
どこにもゆけない心なら
しばらくここで
夜を迎えようか
波音にとけようか
今はまだ
立ち上がれない
歩けないけれど
ちゃんと帰れるから
まだ大丈夫だからと
背中丸めて目を伏せて
耳を澄ませて風を吸って
長く緩やかに息を吐いて
しなやかに抜けてゆく
もう少しだけ
あと少しだけ
生まれたての夜と
去っていった太陽の
狭間に触れていたいから
欠片に触れてしまったから
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

ひととして
西門佳祐
メロンみたいな月
そう思えたから
君に伝えたくなった
星は小さく瞬いて
僕は小さく頷いて
夜を薄く薄く伸ばして
明日までの時間はあと
10時間くらい増やして
そして一緒に
メロンを食べよう
そんな風に夜を繋いで
長く長くふたりでいようよ
メロンみたいな月夜なのに
ふとメロンより
パイナップルの方が好きだなぁと
気づいてしまって
あぁあぁ
閑話休題
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

めぐる季節
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新着
西門佳祐
シャツに袖を通すと
うっすらとした悲しみに
包まれた気がした
まだ
昨夜の凍った月が
空に残っているのだろう
だけど
昨夜のオリオン座
見つからなかった
北斗七星とカシオペア
そう
ずっと好きだったことを
忘れていた
気づかないほど
心を抜いて生きてたね
やがて去ってゆく冬を
見送る準備をしようよ
過ぎて仕舞えば誰もが
春に夢中になるからさ
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

朝日のあたる道 (Single Version)
西門佳祐
自分が認めることだろうか
誰かに認められて初めて
感じられることだろうか
そのどちらでもある
気づけば
すぐそばで見つかる
いつも身近にある
そんなものなのかもしれない
今朝の空は
綺麗な色彩を放っていて
思わず目を奪われた
いつもの道に
瑞々しく咲いた花に
乾いた心が潤った
そんな幸せ
あなたの目にも
同じ空の色が映ればいい
あなたの心が
同じ花の色で染まればいい
私はいつも
ここにいるから
求められれば
応える私でいるから
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

Serendipity
西門佳祐
教科書にしたら
いいんじゃなかと
思うくらいに
命は尊いし
人は弱いし
でも
生まれてくるのも
生きていることも
意味がないのは知っている
だからこそ
生きてゆくことに
意味を見出したい
#N34の空の下から
#酔っ払いエレジー
#そして満ちてゆく

熱い想い
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