ある寒い冬の朝少年が学校へ向かう途中道端で凍死しそうな小鳥を見つけました少年は自分のマフラーを外し小鳥を優しく包んで胸に抱き温めてやりました学校に着く頃には小鳥は元気を取り戻し空へ飛び立っていったのです少年は遅刻してしまいましたが先生に事情を話すと先生はこう言いました"君は今日 教科書には載っていない 一番大切なことを学んだね それは命を慈しむ心だ 遅刻なんて問題じゃないよ "道徳とは単なるルールではなく困っている命に対して自然に手を差し伸べる優しさそのものだということです小さな親切が 誰かの命を救うその瞬間世界は少しだけ温かくなる道徳の実践は決して大それたことではなく目の前の "今 ここ 自分"ができる小さな選択の積み重ねですそしてその積み重ねがやがて自分自身をも救い周りを照らす光となるのですだからこそ道徳は素晴らしい人間が人間らしく生きるための最も美しい道しるべだからです#平光雄#道徳の話