#日光街道巡り / #豊嶋屋関口式右衛門邸昨年10月から今年3月にかけて、日本橋から日光東照宮まで歩た時の写真を載せています。豊嶋屋関口式右衛門邸は、埼玉県杉戸町の古い造り酒屋の邸宅で、1822年(文政5年)に創業した老舗である関口酒造の旧屋号「豊嶋屋」に由来します。江戸時代から続く大きな古民家で、日光街道沿いにありその佇まいは江戸期の風情を感じさせます。一族の祖先には今川義元の養女で徳川家康の正室となった築山御前がいると伝えられ、一族は桶狭間の戦い後に杉戸町東端の鷲巣に移り住みました。 豊嶋屋関口式右衛門邸は2022年9月に閉業していますが、屋号紋「カネジュウ」が刻まれた瓦や、代表銘柄「豊泉」などの看板が残されています。納屋などの建造物も大震災後に残されており、歴史的な価値を持つ場所です。現在は関口酒造として伝統を引き継いでいます。 そういえば、築山御前の婚姻前の名前は、関口瀬名(瀬名姫)だったなぁと思い出しながら歩いていました。