#小説 #創作 #即興 #誰かが拾って続きを書いてくれるタグ#広がる世界 ここは鍛治の国エスメリア。炎の女神の恩恵に恵まれたこの土地は決して肥沃ではないが、様々な鉱脈が折り重なっている。この国で加工できない武具はないと言われるほど高い技術力があり、街は冒険者たちで賑わう。国一番の鍛冶屋グランゴワールの見習い、フィロンは大量の木材を自分の作業場に運び終えてため息を付く。「あー、だるい。これ組み立てて、エンチャントして、効果確かめて納品って……。親方、人使い荒すぎ。」フィロンは発注書をみてさらに肩を落とす。発注書には訓練用/5グロス計720本と記されている。「うへぇ、1日2ダースくらいのペースでやんないと終わんないな……。兄弟子の誰か捕まえよう。」