新国立劇場でヴァーグナーの歴史的作品「トリスタンとイゾルデ」。ピットには大野和士指揮都響。マクヴィカーのこの演出のプレミエの時は同じ指揮者で東フィルだった。オーケストラは健闘していたが大野和士の音楽からはこの作品に必須の官能とか情念といったものが全く感じられない。つまり合わないということなのだろう。タイトルロール2人は代役、それにしても歌えてはいたものの表現の幅がなくて感動には至らず。ブランゲーネの藤村実穂子が明らかに抜きん出ていて、ドイツ語のディクションすら2人を上回っていた。格が違うとはまさにこのこと。マルケ王とブランゲーネが良くても主役がそれに追いついていないというバランスの取れない公演となった。#音楽 #ヴァーグナー#藤村実穂子#トリスタンとイゾルデ