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人間関係をよくするには
自分自身が
人格者でないといけません

人格の劣っている人は
尊敬されないし人望を
集めることもないでしょう。

いい人間関係の土台には
自分自身の人格がある
そこはしっかりふまえてください

では人格者とはどんな人物か…

そのことを考えるうえで
大事なのは陰陽の
バランスを取るという考え方です

中国古典思想では森羅万象
あらゆる物や存在事象を
陰と陽に分類します

この陰陽思想は対比的な
矛盾に満ちた社会を
すっきり説明することのできる
概念といえます

大ざっぱに説明すると
陰は内へ 内へと向かう働きがあり
受動的な性質

陽は正反対で外へ 外へと向かう
働きがあって能動的な性質です

大事なのはここから

陰は陽が 陽は陰があって
はじめて一つの要素となりうる
ということです

両方の要素が溶け合って
一つになった状態を完璧とする

このことを
"陰陽和して元となす"といいます

人格に関連していえば
私たちが生来持っている欲望は
陽に当たります

その欲望にブレーキをかける
陰として作用するのが
人として守るべき道理です

その陰陽が備わっている完璧な人
つまりバランス感覚の
備わった人こそが 人格者と
呼ぶにふさわしい人物なのです

清なるも能く容るる有り
仁なるも能く断を善くす
明なるも察を傷つけず
直なるも矯に過ぎず…

清廉潔白だが包容力がある
思いやりがあるが
決断力にも優れている
頭が切れるが人の考えも尊重する
正直だが人のことを
とやかくいいすぎない

菜根譚にある陰陽のバランスの
取れた人格者に関する章句で
バランスを取ることの
重要性を説いています

このように清 仁 明 直は
どれもすばらしい資質ですが
それが裏目に出る場合も
あることに用心しなくては
いけないと警告しているのです

#田口佳史
#菜根譚の教え
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