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さすらいの唄人

さすらいの唄人

ここ数日、〝花冷え〟という言葉を思い出さずには居られない程に気温が下がり、薄紅の花の盛りを眺めながらも、春はまだまだ・・・とため息をついています。

昨夜からは、雨も加わってしだれ桜の花びらに雨露が光っていますが、これはこれで情緒がありますね・・・。

さて、いつもこの時期には先程の〝花冷え〟で気温が下がったり、雨が降って花見客から疎まれますが、寒くなる〝花冷え〟という言葉はよく耳にするのですが、桜の時期に降る雨を古の日本人はどのように表現していたのでしょうか。

あまり、聞き馴染みがありませんが、実は桜の花が咲く時期の雨を表現する言葉には〝桜雨〟〝桜流し〟〝花散らし〟などがあるようです。やはり、言葉を巧みに使い響きを楽しんでいたのがよく分かりますね。私見ですが、こういう文化は何となく、日本人が和歌を嗜んでいたところから派生しているのかな?と感じますが、それが江戸時代の粋で洒落っ気の利いた庶民性から、更に流行したような気がいたします。

いよいよ4月ですね🌸 生憎の雨模様ですが、新しい生活のスタートに立った方々にとって、素晴らしい新年度となる事を心よりお祈り申し上げます。で憚りながら少しルール無視ですが「桜ながし」を使って一首・・・。

春のあしおとすぐそばに
薄紅いろ満たし待たれども
いまだ 来ん来ん 泣くその花びらに
桜ながしのあまつゆのひかり

#オトコのはなうた #桜雨 #桜ながし #花ちらし #花冷え
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