#日光街道巡り / 聖福寺閻魔堂昨年10月から今年3月にかけて、日本橋から日光東照宮まで歩いた時の写真を載せています。埼玉県幸手市北にある浄土宗の聖福寺に関連する堂宇です。この地域は幸手宿の荒宿に近く、江戸時代前期の歴史が色濃く残っています。堂内には「千日念仏廻向供養塔」と刻まれた高さ2.7mを超える石塔が立ち、延宝5年(1677年)に造立されました。関東郡代伊奈忠常ら1200名以上の法名が刻まれ、先祖供養と極楽往生を願った千日念仏の満願を記念するものです。2020年に幸手市指定文化財(歴史資料)として認定されました。ちなみに荒宿は、江戸時代の日光街道・奥州街道上の幸手宿を構成する4つの町の一つで、宿の北端部に位置します。幸手宿は元和2年(1616年)に人馬継立を命じられ正式宿場となり、南から右馬之助町、久喜町、仲町、荒宿の4町で構成されました。当初は久喜町と仲町が中心でしたが、伝馬需要の増大に伴い荒宿も組み込まれました。#聖福寺閻魔堂 #幸手市