[妄想 旗当番編]「おはようございます!」姪っ子が元気よく挨拶すると、これまた元気よく挨拶が返ってくる。リモートワークが定着したため、実家で過ごすことが多くなった私は今、姪っ子と手を繋ぎ幼稚園に向かう。近くに住む兄の子は義姉に似てとっても可愛い。義姉は2人目を妊娠し、お腹が大きくなったので、時間に融通のきく私が、姪っ子の送り迎えをすることにした。可愛い姪っ子の為なら、徒歩10分が短く感じるぐらいだ。いつもの公園前に昨日から若い男性が旗当番で立っていた。旗当番は小学生の父母が交代でやっているはず。若いお父さんだなぁと思いながら通り過ぎる。姪っ子の元気な挨拶に元気よく返してくれる。よく見ると、塩顔のイケメンだ。私好みの男性だけれど、旗当番をやっているのだから誰かのお父さんな訳で、結婚もしているだろう。ご尊顔を拝めるだけでも良しとしよう。今日はシンプルな服だなとか、帽子も似合うななんて、毎日見ては心のシャッターをパシャパシャしていた。姪っ子を送った帰り道、いつもはいないが今日だけは、旗当番の男性がまだ残っていた。ちょうど終わったのか旗をくるくると巻いている。別になにか期待するわけでもないけど、お疲れ様ぐらい声を掛けても、怒られないよね。「毎日、お疲れ様です。お陰で安心して渡れてます」後ろから声をかけたので驚かせてしまったのかな、肩がビクっとしてから振り向いた。「あ、いやただの当番なだけで…いつも可愛いお子さんと一緒ですよね。お母さんが綺麗だからお子さんも可愛いんですね」一瞬綺麗と言われたかと思ったけど、姪っ子のお母さんだから義姉のことか。なんだ義姉と知り合いなのか。「そうなんですよねー可愛くてしょうがなくって!やっぱり綺麗な人からは可愛い子が産まれるもんですよねー」なんてちょっと大袈裟に明るく言ってみる。すると男性はちょっと面食らった表情をしてから笑い出した。「綺麗な人って、褒められ慣れてるから返しも上手いんですね」あれ?なんかおかしい?私が「え?」というと相手も笑いをとめて「え?」となる。なんだかおかしい事になっているようだ。#妄想 #続く #女性目線 #続きは男性目線