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こむぎ🌃

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さっきふと目に入った小説のひとつの章になんとも言えない気持ちになってる。主人公の名前が同じだったからか、タクシーの運転手さんの言葉が素敵だったからか、出てくるふたりがとても自然で不自然だったからか、着地のない話だったからか、日本語の使い方が美しかったからか。
#終電の神様
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猿山ゴルジュ

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終電の神様/阿川大樹



とある会社員、とあるITエンジニア、とある美人さん、それぞれの場所へ向かう人々を乗せた夜の満員電車が事故で運転見合わせに。この「運転停止」が彼ら、彼女らにとって思いがけない分岐点になり、そして...あたたかな涙と希望が湧いてくる。感動のヒューマンミステリー。ぜひ読んでみてください。


#阿川大樹 #終電の神様 #読書 #本紹介




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JO12ONE

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“ 電車に乗るという日常、人身事故という日常 ”

人身事故によって止まった電車。
その電車に乗っていた人々にまつわる短編集。

短編集はあまり読まないけれど、表紙の絵と
タイトルに惹かれて読了。

妻には内緒で趣味の女装をして痴漢に合う寸前のサラリーマン。

納期ギリギリで仕事で頭が一杯のエンジニア。

スポーツ選手の彼氏との別れを心に決めた女性。

理髪店を営む父親が危篤と聞いて急ぐ男性。

停車した電車の真下の高架下で語り合う恋人を待つ女性と、波乱万丈の人生を送るタツ子さん。

学校生活に心を注いでいない絵を描くのが好きな女子生徒と、誤解により思い詰めてしまった男子生徒。

線路に落ちた自分を命懸けで助けてくれた人を探し続ける売店の女性。

電車は、ただ人を乗せて走ってるんじゃなく
人生を、誰かの誰かに対する想いを、命を乗せて走ってるんだと気付かされた。

そして聞き慣れてしまった人身事故という言葉。
尊い命が失われたこと。
人の人生が途絶えたこと。
誰かの一生癒えない哀しみになったこと。
忘れちゃいけなかった。

切なすぎたり、胸を痛める理不尽さもあるけれど、全ての話には優しさがあった。

電車って、人って、あたたかい。

久しぶりに読んだ短編集だったけれど、出会えて良かった。
短編集が好きになった。

#読了 #終電の神様 #阿川大樹 #小説 #読書
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