この前、息子が行きたがってたイベントに行ったとき。受付でリストバンドを巻いてもらって、そのまま帰り道まで付けてたら、妻に「まだ外さないの?笑」って突っ込まれた。そういえば、昔から音楽フェスとかも終わるとすごい寂しくて、帰って風呂入るまでリストバンド外さなかったりしたな。女々しいなって思うけど、なんでもそう。旅行から帰る新幹線が地元に近づくあの瞬間。映画のエンドロール。ドラマの最終回。最後のひとくち。使わなくなった道具を捨てるとき。別に心が大きく動かされたわけでも、二度とない特別な体験でもなくても、終わりに触れると悲しくなってしまう。たぶん「終わり」っていう区切りそのものが、寂しくさせるんだろうな。時間が確かに進んでいて、もう戻れないことを、終わりは嫌でも突きつけてくる。でも同時に、それは俺がちゃんと「今」を生きた証拠でもあるのかな。寂しいと感じるくらい、そこに時間を預けたってことなのかな。#終わりって寂しい