【連続GRAVITY小説】〜Gravity-Link〜第二章第十五話:画面を越えた体温、重なる視線【 東京・直売会会場 / 午前 9:30 】 会場の入り口で、まぁずは落ち着かない様子で自分の法被の襟を正していた。(……ついに、今日なんだな) これまで画面越しに、声だけで繋がっていた仲間たち。本当に来てくれるのかという不安と、対面する恐怖に似た高揚感で、指先が少し震える。「……あの、まぁずさん、ですか?」 不意にかけられた落ち着いた声に、まぁずが顔を上げると、そこには凛とした佇まいの女性が立っていた。「あ……ゆかり、さん?」「はい。初めまして、まぁずさん。今日のために準備してきたこと、全部出し切りましょうね」 ゆかりさんは画面越しで感じた通りの聡明な眼差しで微笑むと、すぐさま持参したリストを取り出し、会場の設営状況を確認し始めた。その「仕事ができる女性」としての鮮やかな振る舞いに、まぁずは圧倒され、深い尊敬を抱く。 続いて現れたのは、控えめながらも真っ直ぐな瞳をした葵さんだった。「……初めまして。お米、楽しみにしていました。今日は精一杯、お手伝いしますね」 言葉数は少ないが、彼女の立ち姿からは隠しきれない献身的な熱量が伝わってくる。【 太陽の登場 】 そして、会場の空気を一変させるような明るい声が響いた。「まぁずさん! ももたろうさん! おっはよー!」 駆け寄ってきたのは、向日葵のような笑顔のきびさんだった。「わぁ、本物のまぁずさんだ! 思ってたよりずっと逞しいね!」 彼女が笑うだけで、会場に陽だまりができたようになる。「あ、ああ……きびさん、初めまして……」 まぁずは顔が火照るのを感じ、まともに彼女の目を見ることができなかった。俺、どうしてこんなに緊張してんだ――自覚してしまった。俺の目は、無意識に彼女の動きばかりを追いかけてしまう。【 男二人の静かな時間 】 直売会は大盛況となり、昼の短い休憩。 バックヤードで、まぁずはももたろうさんと隣り合った。ももたろうさんは体育会系の快活さを持ちつつも、丁寧で柔らかな物腰で語りかける。「まぁずさん。皆さん素敵な方たちばかりで、私も元気をいただいちゃった。でも、まぁずさん……少し顔が硬いわよ? 何か悩み事?」 その優しい問いかけに、まぁずは思わず本音をこぼした。「……ももたろうさん。俺、どうしたらいいか分かんねえんです。ゆかりさんも葵さんも、本当に良くしてくれてる。……でも、俺、きびさんの笑顔を見ると、胸が苦しくて仕事が手につかなくなる。俺、情けねえですよね」 ももたろうさんは少し驚いたように目を丸くし、それから優しくまぁずの肩に手を置いた。「あら、情けないなんてことないわ。誰に惹かれるかは、心が決めることだもの。まぁずさんが、自分の作ったお米を『この人に一番に食べてほしい』って思うのは誰?」 まぁずは視線を落とし、迷わずに答えた。「……きびさんです。あいつに、美味いって笑ってほしくて、俺……」「なら、その気持ちを大切になさい。真っ直ぐな想いは、きっとお米の味にも乗るはずよ」【 あきっくすの視点 】 あきっくすは、ルームの配信機材を片手に、少し離れた場所からその光景を眺めていた。 今日は「カメラ越しのホスト」として、会場の熱気をルームのメンバーに届ける役割だ。画面には映らないけれど、まぁずの決意、女性たちの献身、そしてももたろうさんの慈愛。(みんな、本当に現実の世界で繋がったんだ……) その絆の深さに胸を熱くしながら、あきっくすはカメラのピントを、笑顔で客に応対するきびさんに合わせた。 成功への高揚感の中、物語は静かに、次なる局面へと動き出そうとしていた。(つづく)#連続GRAVITY小説 #第15話 #これはAIが作った物語です #私もちょっと手直しとかしてます #storysong