【 影(かげ) 】ひさしぶりに車ではなく歩きながら目的地へ向かうふと、公園の大きな鉢に植えられたお花に足が止まり、しゃがみこみ、見入ってしまった。ーーー光に向かって伸びようとするその後ろ姿に寂しさが身体の中にじんわり流れ込む「届かないんじゃないか…」希望の光を追っているはずがずっとずっと果てしなく遠くに感じてしまい一人で打ちひしがられる冬の冷たい風に吹かれながらひっそりとたたずむお花たちにどこか自分を重ね合わせながらでも同時に、「それでもやっていくしかないんよね[照れる]」とそんな自分自身が少しずつ戻ってきたのもわかった。ーーーちゃんと冬を越えて暖かくなる頃には笑い飛ばせるくらいになろうそう、大きく呼吸をして立ち上がり顔を上げ、再び歩き出した#笑って生きてこう#ココが自分の現在地