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大介
画はまだまだリハビリ中(。・・。)
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ただ とほく 光を追ふ その聲は
風のやうに まじはりながら──
ひとは ことばは
誰も知らぬ 在りかへと──
足音は いざなはれて 見しらぬ地の
記憶を刻み 影はひそむ
空のいろのそと 夢のほかへと しづかに沈み
胸はさざめき 黃昏にまどろむ
めぐりあふ人々は 幻に浮かぶ夢に
靜けさに なにをもとむる
あの 目には見えぬ ものたちに
ひとは 夢にさへ 觸れ得ず
うすき光のなかに 聲ををき
やがて 時のほとりに 眠るだらう
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#AIイラスト #イラスト #アート #詩歌 #立原道造










大介
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風は それとは知らず
過ぎゆく人の
影を踏み越え 夕暮の空にづるさうに──
音もなく消えぬ 幼き優越感の中に
夢は 幻は
沈默の中
殘されし聲なき聲を
掌より こぼれ落す
ひとつの問いが──
あの日の丘に咲く忘れ草を 揺すり─
悲しみは あの日に 唯そっと
問いかけにすら 氣づかぬやうに─
月は 何も語らず
愚かさも それとも 儚き夢をも
沈黙のうちに 照してゐる
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※画は余りもの。
#AIイラスト #イラスト #アート #詩歌 #立原道造


大介
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遠き小径は あの 出逢ひの小径──
咲き誇るひかりの影 萎れゆく夢
すれ違ふ おもひは 心の奧に
誤りの芽を 靜かに宿す
摘み取られし 薄紅の花
見落とされし 窓の眞𥱋
感じられながらも それらは──
午後は 夢のやうに 過ぎゆく
別離は 知られることもなく いつしかに咲き
朝露のやうに 記憶を濡らす
行き場なき露は 心を染め
階段の影に 風を任せる
それでもなほ 花は咲くだらう
摘まれし後の 靜けさの詩を
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※画は少し前のリハビリ画のアウトテイクス。
#AIイラスト #イラスト #アート #詩歌 #立原道造





大介
最近、立原道造風のソネットをよく書いている(挑戦している)けれど、そちらはnote.というサイト/アプリにまとめる事にした。
daisuke0107sasaki
というユーザー名でやっているので、良かったら検索してやってください(´・ω・`)
そんなに、頻繁にはアップしないとは思いますが…。
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『夏の欺き』
daisuke0107sasaki
あの通ひ路に 通るは誰ぞ
それは無關心か それとも慈悲か
濁流は 聲もなく激しく
渦を卷いて 時を攫ふ
季節は 緩やかに されど
雲のやうに 激しく移ろひ
空の奧 蜃氣樓のやうに
遠ざかる 彼の人の微笑
幾度目かの 夏の日に
君は 狡さうに笑つた
その笑みは 風よりも儚く
彼女は 限られた時のなか
欺瞞といふ名の 夏に
そっと 沈みゆくやうに消えゆく
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#AIイラスト #イラスト #アート #詩歌 #立原道造

Prisoner
🌾エリザ🌟🌙
1980年代かもっと古く
立原道造のこの詩をアレンジした歌詞で
ソロで歌っていた男性フォークシンガーを
ご存知の方はいらっしゃいませんか?
歌い出しは
♫おやすみ優しい顔した君よ
おやすみ 柔らかな黒い髪を編んで♫
でした。 ただ一度ラジオで聴いただけですが
時々思い出します。
【眠りの誘ひ】
おやすみ やさしい顔した娘たち
おやすみ やはらかな黒い髪を編んで
おまへらの枕もとに胡桃色にともされた燭台のまはりには
快活な何かが宿つてゐる
(世界中はさらさらと粉の雪)
私はいつまでもうたつてゐてあげよう
私はくらい窓の外に さうして窓のうちに
それから 眠りのうちに おまへらの夢のおくに
それから くりかへしくりかへして うたつてゐてあげよう
ともし火のやうに
風のやうに 星のやうに
私の声はひとふしにあちらこちらと……
するとおまへらは 林檎の白い花が咲き
ちひさい緑の実を結び それが快い速さで赤く熟れるのを
短い間に 眠りながら 見たりするであらう
#立原道造
#おやすみなさい🥰
#また明日🫶

大介
立原道造
夢はいつもかえって行った 山の麓のさびしい村に
水引草に風が立ち
草ひばりのうたいやまない
しづまりかえった午さがりの林道を
うららかに青い空には陽がてり 火山は眠っていた
──そして私は
見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を
だれもきいていないと知りながら 語りつづけた…
夢は そのさきには もうゆかない
なにもかも 忘れ果てようとおもい
忘れつくしたことさえ 忘れてしまったときには
夢は 真冬の追憶のうちに凍るであろう
そして それは戸をあけて 寂寥のなかに
星くずにてらされた道を過ぎ去るであろう
#立原道造
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