なんとかしてきた。ずっと、自分で、なんとかしてきた。気づけば、「あいつは大丈夫」と思われるようになった。困っていても、泣きそうでも、誰も声をかけてこない。――だって、あいつは大丈夫だから。それはいつのまにか、「何をしても、大丈夫」に変わっていた。傷つけても、押しつけても、黙って立ち上がるから、大丈夫。笑える。大丈夫の檻の中で、私は今日も、歯を食いしばってる。崖っぷちに立ってる。背水の陣も、もう干上がりそう。絶体絶命。胃の奥が、きゅうっとなって、吐きそう。でも――私は、たぶん、乗り越える。乗り越えてしまう、そんな自分を誰よりも知ってるから。だから今日も、誰にも頼らず声もあげずただ、立ってる。笑ってるように見えるかもしれないけど、心は血を流している#血反吐#部分的自信#立ってるのが不思議