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general
刹那的なよろこびを求めて
生きている人たちが
特に若者の間で増えています
そういう人々が何のために
仕事をするのかというと
レジャーや娯楽のための
資金を稼ぐことなのです
しかしそれでは
やがてむなしくなって
しまうでしょう
安易な生き方は
はじめは気楽で楽しいかも
しれませんが
結局はそれでは満足できず
みんなもっと
高いレベルの目的を
求めるようになるはずです
時代がどう変わろうとも
人間の本質は変わらない
誰しも人間は
人生で善きことを追求し
後世に何か価値のあるものを
残すことによって
永遠性を達成したいのです
仕事に打ち込んで 世の中の
役に立つことができました
私は幸せですと
言えるような満ち足りた
人生を送ることを
誰もが望んでいるのです
おそらく
人生経験を積んだ人たちには
私の言うことが
わかってもらえるでしょう
時代が変わったのだから
若い人たちには古い話は
無意味だろうと
あきらめがちですが
心を込めて話せば
ほとんどの人たちが
その意味をわかってくれると
私は信じています
人生の目的とは心を高めること
この世に何しにきたのかと
問われたら私は
生まれたときより
少しでもましな人間になる
わずかなりとも美しく
崇高な魂を持って
死んでいくためだと答えます
様々な苦楽を味わい
幸不幸の波に洗われながら
息絶えるその日まで
倦まず弛まず一所懸命に生きる
その日々を磨き砂として
人間性を高め精神を修養し
この世にきたときよりも
少しでも高い次元の魂を
持ってこの世を去りたい
#稲盛和夫

general
ついうぬぼれてしまいます
俺には才能がある
俺は切れ者だから成功したと
そしてその才能を
私物化するようになります
俺は会社の社長なのだから
1億や2億の給料をもらっても
当然ではないかと考える
しかし そうではないのです
創造主は私に
才能を与えてくださった
その才能により
社会がうまくいくのだから
世のため人のために
使いなさいということで
与えられたものなのです
それを勘違いして
才能を自分のためにだけ使い
自分だけが楽をしたのでは
たまたま才能を与えられなかった
人たちはみじめになってしまう
才能がある人ない人
そして障害を持った人
いろいろな人が
世の中に生まれ出てきます
その人たちが皆 世のため
人のために尽くすことにより
社会がうまくいくように
なっているのです
世の中を
不幸にしないためにも
才能を私物化しては
いけないのです
その才能は従業員のために
また会社を支えてくれる
お客さんのために
使わなくてはいけません
そして それでもまだ
才能が余っているのなら
地域社会に貢献をしなさい
そのために
神様はあふれるような能力を
あなたに与えたのです
会社が立派になって
私も天狗になりそうな
時期がありましたが
決して才能を
私物化してはならないのだと
気を引き締めたのです
#稲盛和夫

general
ジェームズアレンは
人間の心を
庭にたとえています
"自分の庭が 雑草だらけの
荒れたものになるか
種々の美しい花が
咲き誇るものになるかは
きちんと庭を手入れするか
否かにかかっています "
文化というものが
語源どおりに"心を耕す"
ことであるならば
読書もまた その人の
"心のお手入れ"となるもの
だと言えるでしょう
人生で人が一人で経験できる
ことは高が知れています
しかし読書は 古今東西の
さまざまな人々の生き様が
反映された知の宝庫
他者の経験を
自分のものとして追体験
することができます
その体験を通じて
まさしく自らを反省し
過去の偉人とともに
別の人生を生き直すことが
できるのです
#稲盛和夫

general
"心"によって変えられる
そのこころが
信念にまで高まった
ものであれば
それによって
運命は変えられる
人間はこの世に
生を受けた時は
原石のようなものであり
後天的に磨き上げる
ことではじめて
光輝く宝石のような
素晴らしい
人格者になれるのです
#稲盛和夫

general
生きてくる中で
多くのことに
気がついておりますが
その一つは
現在が苦しければ苦しいほど
とかく人というものは
愚痴や不平不満を鳴らして
しまうというものです
しかしその愚痴や不平不満は
結局は自分自身に返ってきて
自分自身を
さらに悪い境遇へと追いやって
しまうのが常であります
そのことを私は
自分の80年あまりの人生で
体験をしてまいりました
人はどんな境遇にあろうとも
感謝の心というものを
忘れてはならないのだと
私は思っております
常に感謝をし自分の周囲に
いる人たちに対しても
御礼を申し上げる
また現在のこの社会そして
自然に対しても感謝をする
そういう
"美しい心を持つ"ことが
たいへん大事なことだと
私はかねてから
思ってきております
同時にそのような澄み切った
美しい心を持って
人生を生きていけば
必ずその人の人生には
素晴らしい未来が
待ち受けているのだと
私は固く信じております
人生というものは
どのように造られているのか
自分に将来どのような人生が
待ち受けているのか
ということは誰も
知るよしがありません
しかし人生を渡っていく中で
人生というものは
どのように造られているのか
これを
若干でも知っているのと
全く知らないのとでは
今後皆さんが歩いていかれる
人生の方向は
変わっていくように思います
#稲盛和夫

general
思ったこと やったことなど
それが業をつくるわけです
実行したことも もちろん
業をつくりますが
その業が運命というものを
決めていくわけです
つくった業は必ず現れます
業が現れるということは
つまり運命 我々の運命です
人間にはつまずきがあります
あなたが知らない
過去世でつくった因縁
また業によってどんなことが
起こるかわからないわけです
それを一般に"災難"というのです
災難というのは
避けようがありません
現世に生きているときに
善きことを思うことで
避けられることもあるのですが
それでも過去の業の
深さによっては避けられません
じつはその災難に遭ったときに
人間の価値が決まるのです
そのときにみんな
のたうちまわるわけです
人生にはさまざまな
事象が起こってきます
本人に責任があり
罪を償うものもありますが
それとは関係なしに
災難に見舞われたときに
どう処するかということが
問題になってくるのです
災難に遭ったときの身の処し方が
できていないためにさらに
事態が悪化していくことも
これは秘中の秘ですけれども
大きな災難ではなく
小さな災難や あるいは
病気でも結構です
そういうことが起こったとき
それを喜ぶのです
たとえ喜べなくても喜ぶこと
それはなぜかというと
業が消えるときだからです
過去の業が消えるときに
災難が現れるわけです
過去につくった
業が消えるためには
表面化しなければいけません
隠されている間は
いつ出てくるかわからないのです
つまり大病をしたときでも
よかった…この程度の病気で
終わるなら 手術をして命を
取り留めただけでもよかったと
喜ばないといけない
それで業が消えるんです
その現象が起こることによって
過去の業が消えるわけですから
災難が起こっても
それをいいほうに解釈していく
ありがたいことだ この程度の
災難ですんでよかったと
そう思いなさい
そう思えてくると感謝ができる
そうすると
それで事がすんでしまって
あとはいい方向に行くのです
#稲盛和夫
#人生と仕事の方程式

general
長くものづくりに携わる中で
偉大な存在を実感し
敬虔な思いを新たにすることが
少なくありませんでした
大きな叡知に触れた思いがして
それに導かれるように
様々な新製品開発に成功し
事業を成長発展させさらには
充実した人生を歩んできたように
思うのです
このことを
私は次のように考えています
それは偶然でもなければ
才能がもたらした必然でもない
この宇宙のどこかに
知恵の蔵ともいうべき場所があり
自分でも気がつかないうちに
その蔵に蓄えられた叡知を
新しい発想やひらめきとして
そのつど引き出してきた
汲めども尽きない叡知の井戸
それは宇宙または神が蔵している
普遍の真理のようなもので
その叡知を授けられたことで
人類は技術を進歩させ
文明を発達させることができた
私自身もまた必死になって
研究に打ち込んでいるときに
叡知の一端に触れることで
画期的な新材料や新製品を
世に送り出すことができた
そのように思えてならない
エジソンが電気通信の分野で
画期的な発明発見を
続けることができたのも
まさに人並みはずれた凄まじい
研鑽を重ねた結果
知恵の蔵から 人より多く
インスピレーションを授け
られたということではないかと
人類に新しい地平をひらいた
偉大な先人たちの功績を顧みるとき
彼らは知恵の蔵からもたらされた
叡知を創造力の源として
神業のごとき高度な技術を
我が物として 文明を発展させて
きたのだと思えてならない
美しい心をもち 夢を抱き
懸命に 誰にも負けない
努力を重ねている人に
神は一筋の光明を与えてくれる
#稲盛和夫

general
接してきて実感するのは
人に希望を与える力です
人を奮い立たせるような
言葉を自然に言える人なんです
京セラがまだ
零細企業だった時には
京都一 日本一 世界一の
セラミックメーカーになると
皆に説いて希望を与えました
他でも同様に
こういう考え方をすれば
絶対いい人生が送れると
確信に満ちた言葉で人を導く
多くの人に希望 生きる力を
与えることができる
強さと優しさ そして人間臭さ
それらが非常にバランスよく
合わさっているのだ
どんなに厳しい環境にあろうと
人を引っ張っていくためには
夢や希望を与えなくてはならない
だから自分が辛くても
明るく振る舞おう
相手の善いところを見つけて
それを伝えていこう と
業績が悪い時
自分が一番辛いはずなのに
いつもはあまり言わない
冗談を言ったりして
明るく振る舞うんです
帰りがけに話しかけると
"しんどかった… しかし皆を
励まさなければならんからな
それが俺の役割なんだ "
盛和塾にあれだけ多くの人が
集まったのも
稲盛さんが希望 エネルギーを
与えてくれたからだと思うのです
普通ならダメ出ししたいところ
"君は考え方をこう変えれば
絶対成功する" と確信を持って
言ってくれる
だから この人を信じて頑張ろうと
心が奮い立つんです
#大田嘉仁
#稲盛和夫


general
リーダーの資質として
才覚が重んじられてきました
たとえば経済界では
才能にあふれ顕著な功績を
あげた者が社長などの
経営トップに任命され
高く遇されています
しかし私は
昨今の不祥事を観るにつけ
それだけで評価しては
ならないと思うのです
才子 才に溺れる…
といわれるように才能をもって
成功を収めたリーダーが
自分の力を過信して
失敗してしまうケースが
あまりに多いからです
優れた才覚の
持ち主であればあるほど
その力をコントロールする
ものが必要となってきます
それがいわゆる
人格と言われるものであり
その人格を高めるためには
哲学など聖賢の教えを通じて
人間としての正しい生き方を
繰り返し学ばなければなりません
才覚あふれるリーダーも
この人格の大切さは十分知っており
哲学や宗教についての
知識も持っています
しかし知っていることと
実践できることは違うのです
多くのリーダーが
人間としての正しい生き方などは
一度学べば十分と思い
自分の血肉になるまで
繰り返し学ぼうとしません
そのために才に溺れる
リーダーが続出するのです
スポーツマンが
毎日鍛錬しなければ素晴らしい
肉体を維持できないように
人間は少しでも心の手入れを
怠るとすぐに堕落してしまいます
人間としての正しい生き方とは
どのようなものでしょうか
それは高邁な哲学や宗教からだけ
学べるというものではありません
われわれはすでに子どもの頃に
両親や教師から欲張るな
人を騙してはいけない
嘘を言うな正直であれという
最も基本的な規範を教えられました
そのなかに
人間としての正しい生き方が
すでに示されています
まずはそのような単純な教えの
意味を改めて考え直し それを
徹底して守り通すことが大切です
#稲盛和夫

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ほへと
内容にダブりもあるけど、著者の伝えたい事が変わっていないというのは安心感あるし、記憶の定着にも良い。
無職のほへとに染みるぜぇ
#稲盛和夫

おさかな
これは、自己啓発というより哲学書だな…。
原理原則に従って生きる。
曲がっていた姿勢が正されるような思い。
ゴールデンウィークのお供に是非!
#稲盛和夫 #生き方


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