2006年6月3日夏の大会を前に2年生唯一のレギュラー選手市川大輔選手を不慮の事故で亡くしました新しいバットを買いに行った帰り道にエレベーター事故に巻き込まれたのです大輔選手は手にバットを握りしめたまま亡くなっていましたこの悲しい出来事の後監督も選手たちも悲しみで練習が手につかない状態でしたしかし大輔選手のお母さんからの手紙に書かれていた"悲しい顔で練習をしていたら 大輔が泣きます だから笑顔で 練習してくださいね" という言葉大輔選手が野球日誌に残していたエブリ デイ マイ ラスト"毎日が最後"一分一秒を悔いのないように生きるといった言葉がチームの彼らを奮い立たせました大輔選手のために もう一度 前を向こうとチームの絆は深まり練習に必死で励むようになりました監督も大輔選手の言葉を胸に選手たちに日々の努力や基本姿勢の大切さをより一層教えるようになりました事故から数か月後の試合中に一匹の赤トンボが監督の膝に止まりました監督が"大輔か"と呼びかけると赤トンボは指に止まりさらに呼びかけるとまた戻ってきましたそのグラウンドは大輔選手が初めて活躍した場所でした赤トンボに姿を変えて戻ってきた大輔選手に監督も選手たちも涙が止まらなくなりました#福嶋正信#小山台高等学校野球部#致知