📗神さまのビオトープ📗 読了(9月) 凪良 ゆう 著世界が決めた「正しさ」から置き去りにされた人々へ贈る、もつれた糸が"溶けてけていくようなホッとする救済の物語。夫に先立たれた主人公のうる波、彼女には死んだはずの夫(鹿野くん)が見える?これは夢か現実か。幻かも知れないと不安に思いながらも、彼女は幽霊の夫と暮らし始めます。そんなうる波の周辺で起こる様々な愛の形の在り方を、うる波の目線でゆっくりと解釈していく短編集。作中に出てくる凪良作品ならではの珠玉の言葉で表現される形容は独特で、鮮明で、美しくて、素晴らしいの一言に尽きます。最後のエピローグまでしっかりと物語が詰まっていて最後の最後まで読み手を飽きさせないところもとても素晴らしい作品でした。🐈⬛ピートが気に入った一文🐈⬛"幼稚園の落書きみたいにデタラメで、緻密にくまれたステンドグラスみたいに美しく、グラスのフチいっぱいに表面張力で保っている水面のようなこの光景は、たった一つの不用意な質問で、ぱっと消えてしまいそうな脆さがあった。”素敵だあ〜😻#凪良ゆう#神さまのビオトープ#みんな幸せになっていいんだよ