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読書しました。
生き物の「居場所」はどう決まるか
攻める、逃げる、生き残るためのすごい知恵
大崎直太 著
中公新書らしい学術的な内容の本となっています。
前半は、生態学の研究史をまとめています。
後半は、第4章 緑の世界仮説、第5章 天敵不在空間、第6章 繁殖干渉について、詳しく考察しています。
チョウの生態学の研究者として著者が取り組んできた事柄も含めた考察が展開されており、興味深い内容となっています。
終章では、著者の論文が査読雑誌に掲載されるまでの顛末が述べられており、研究者達の執念深さを感じました。
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楓💎🦋🌿
#生態学 マニアックな思い出と、感性と体験。
わたしは大学のときに長野の高原で研究をしてた。
草原のなかにしゃがんで、四方見上げたり、草の中を探ったり、時々ある森の中で土の冷たさをこの手で触ったり、風向きを頬で確かめたりしながら、
『なぜ、この動植物(フロラ、ファウナ)が、いまここにこうしてある(いる)のか』
と、ひたすらに思いを巡らせていた。
植物中心に研究をしてたけど、とくにわたしは種子の物語がすごく好きだった。
数千数万、そんな種の中から、あらゆる作戦で遠くに運ばれて、きちんと発芽できるところに落ちる。ちゃんと芽が成長できる。ちゃんと幼木や本葉から花芽を作れる。花芽が開いて種子を作れる……
このプロセスを数えきれない種の植物が、地形、土、水、光、動物、虫、気温、、様々な条件が揃って今この見えてる景色になってるんだ。
そんなことを考えて、自然の畏怖を感じ、心地よさも感じた。
わたしがここに定着したことに意味があるのか。
きっと意味がある。
#朝ドラ 見ながら、いろいろ思い出し、わたしは牧野先生の生まれ変わりかもしれないと思いました(生きている時代被ってますが笑)。
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