今という季節の一輪を仏教書 無門関にはこのような一節があります春は百花 秋は月 夏は涼風 冬は雪四季それぞれがその時だけの美しさをそっと届けてくれる私たちが気づかないうちにまだ足りないとばかり思って今ここにある恵みを見過ごしているということかもしれません日々の中で私たちはついもっと良い仕事をもっと豊かな生活をと遠くのものを追い求めがちですでもふと目を上げてみると春の桜も秋の月も ただそこに在って 私たちを静かに包み込んでくれる特別な条件はいらないのですただ そこに気づきそれを受け止める心があればあなたの今日にも きっと小さな贈り物は届いています窓から差し込む柔らかな光人がくれた優しい笑顔一杯のお茶がもたらすほっとする時間…そうした小さな恵みにそっと意識を向けてみてください無理に前を向こうと肩に力を入れなくても自然と心が温かく 軽くなっていくのを感じられるでしょう人生にも四季があります今がどんな季節であれそこには必ず その時だけの尊い風景が広がっていますたとえ一本の花であっても一枚の葉であっても今ここにある命の輝きにそっと目を留めてみませんかただ今をあるがままに受け止めるとき足元から新しい一歩が静かに始まっていくのです#横田南嶺#無門関に学ぶ