こんばんは。読書しました。島はどうしてできるのか火山噴火と、島の誕生から消滅まで前野深 著講談社ブルーバックス火山島の成り立ちについて解説されている内容となっています。近年、話題になった西之島、福徳岡ノ場、トンガのフンガ火山を例にあげ、それぞれの火山の特徴について述べられています。西之島は長く時間をかけて溶岩を流出しているから、あそこまで島を大きくすることが出来たそうです。島が形成されるには溶岩を流出するのが不可欠で、福徳岡ノ場の場合は、溶岩をめったに流出させず、波に弱い火砕物ばかり出すので、新島が出来ても海蝕ですぐに消滅してしまうそうです。興味深かったのは、p239~240のフンガ火山の噴火では、大量の水が成層圏に注入されたため、成層圏の冷却やオゾンの減少など、地球大気の化学組成を変化させることになり、ひいては地表を暖める効果として働くそうです。もしかしたら昨年以来の歴史的な温暖化への関与も疑われますね。筆者のフィールドワークの概要についても述べられており、興味深いです。火山島への上陸調査は肉体的にかなり大変なようです。西之島への上陸は汚染を防ぐため、上陸前に海で泳いで洗浄するそうです。そもそも泳げないと島に上陸することすら無理なんですね。ブルーバックスらしく、研究者のエッセイ的な内容もあって、面白かったです。#読書 #読書感想文 #火山島 #地質学 #地学