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天野山金剛寺に行ったよ

天野山金剛寺

大阪府河内長野市天野町996に位置する、真言宗御室派の大本山です

歴史と文化的意義

奈良時代（729～749年）に行基によって開かれた歴史ある寺院で、平安時代には弘法大師（空海）が修行した聖地とされます。

平安末期の再興では後白河上皇の妹・八条女院が深く帰依し、女人が参拝できる場として「女人高野」として知られます。

南北朝時代には後村上天皇の行在所になるなど政治的にも重要な役割を果たしました。

室町時代からは名酒「天野酒」を醸造し、信長や秀吉にも献上された歴史があります。

文化財

金堂に安置された三尊像（大日如来、不動明王、降三世明王）は国宝に指定されており、特に不動明王像は行快による1234年の作と判明。

他にも、延喜式の写本、日月四季山水図屏風など国宝5件、さらに29件の重要文化財が存在します。

多宝塔、楼門、食堂、御影堂、薬師堂、五佛堂など数多くの建築物が残され、とくに多宝塔は大阪府最古の木造建築ともされます。

文化財特別公開

毎年、国宝三尊像や日月四季山水図屏風などが特別公開されるイベントが開催されています。2024年秋は11月2日（土）～4日（月・祝）に実施されました。

日本遺産にも認定

「中世に出逢えるまち」や「女性とともに今に息づく女人高野」というテーマで、日本遺産の主要な構成文化財とされています。

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