『母の残像』2015年/ノルウェー・フランス・デンマーク・アメリカ/109分ジャンル:ヒューマンドラマ監督:ヨハキム・トリアーキャスト:ジェシー・アイゼンバーグ/ガブリエル・バーン/イザベル・ユペール/デヴィッド・ストラザーン【あらすじ】戦争写真家の母イザベルが亡くなってから3年。彼女の回顧展の準備のため、長男のジョナは父と弟が暮らす実家へやってくる。久々に顔を合わせた彼らは展覧会の準備を進める中で、イザベルの死の真相について考え始める……。【見どころ】① 母の死。② 家族の距離感。③ それぞれの過去と現状。④ 絆の再生。【感想】すごくリアルだった。戦地での撮影のため、たまにしか家に帰れない母親。彼女の居ないのが当たり前になってしまった家族。その状況が何を引き起こすのか。大切な人に必要とされない虚しさは耐えがたいもの。孤独感を紛らわすためにとった行動が、更に状況を悪くしてしまう。そして一度離れてしまった距離は簡単には戻らない。こんな時どうするべきか。もし僕だったらどうしていたか。深く考えさせられた。記憶や夢を織り交ぜた心理描写が素晴らしかった。似たような経験があればきっと刺さるはず。#映画 #UNEXT #ヒューマンドラマ #母の残像