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あかね
金子玲介
クラスの人気者だった山田が死んだ。
飲酒運転の車に轢かれたらしい。
そんな山田が教室のスピーカーに憑依し、声だけになって帰ってきた。
2年E組のみんなと話したいという願いが通じたらしい。
山田の死んだ後も山田の声との2年E組の秘密の学校生活が続いていく…。
ここから端折って内容に触れます
はじめは戻ってきたことが嬉しくて喜んでいた。
でも…クラス替えをしても、みんなが卒業しても、山田は2年E組のスピーカーに残り続けた…。
段々山田に会いにくる人も減り、頻度も減り、何年も経ち限界を迎え「俺を殺してくれ」と。
死んでもなお、声だけで生き続けるということ。
死ぬとは?生きるとは?
最初は男子校のノリと死んでも愛される山田に羨ましくもあったけど、だんだんと離れていく友達の様子と、考え方の変化、大人になっていくということ、生死をとても考えさせられる話だった。
男子校のノリから考えられないくらい考えさせられる事が多くて、重みのある話だった。山田の話を聞いた今、もう一度聞きたいと思う。
でも正直な聴き終わった1番最初の感想は「和久津、この後大丈夫かな?」です。
#Audible
#オーディブル
#死んだ山田と教室
#読書

そまり
#金子玲介
#読了 #読書
65回メフィスト賞
クラスの人気者の山田が死んだ
悄然とする教室内に山田の声が響く山田は教室のスピーカーに憑依してしまった
声だけになってしまった山田と2Fの仲間との男子高校生の日常
何を見せられているのだろうか?となるも一気読み
漫画の様な小説

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