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読書しました。
歴史学者という病
本郷和人 著
講談社現代新書
東京大学史料編纂所教授を務める著者が自叙伝を語りながら、歴史学についての持論を述べていく内容となっています。
平安時代の宇多天皇の時代以降、日本では国史の編纂を行わなくなってしまいましたが、東京大学史料編纂所では、その宇多天皇の時代から幕末までを対象とするおよそ980年分の歴史をまとめようという壮大なプロジェクトが行われているようです。
著者が担当しているのは、承久の乱から鎌倉幕府滅亡までの時代までを対象とする第5篇で、1251年までの史料を収めた37巻までが、完成しているそうです。
第2章は勉強になりました。
物語としての歴史と学問としての歴史は全く違うとのことです。
歴史学というのは実証を重んじる科学なので、人間の内面にこだわってはいけないそうです。
歴史上の人物の心の中へ分け入り、「当時この人はこんなことを考えていたのだ」ということを語るのは、作家や文学研究者の仕事であって、歴史学を研究する者の立ち入るべき場所ではないそうです。
著者は2025年に65歳の定年を迎えるそうですが、これからの人生を、歴史学という学問の魅力を世間に発信していく、ヒストリカル・コミュニケーターとして活動していきたいとのことです。
自叙伝的な内容なので、著者の人間臭さも垣間見える内容となっていて、著者を応援したくなる気分になりました。
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小國(おぐに)
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小國(おぐに)
薩摩藩は江戸時代になり戦がなくなってサムライが平和ボケしていくなかも戦国時代さながらの習慣が続いていた激トガリ集団だったそうです。そのキレキレの感覚のまま西郷隆盛などの活躍により明治維新の主役になったそうです。
昔の古文書に平和ボケした江戸の人ととがりまくった薩摩藩の人のことが書いてあるそうです。歴史学者の磯田道史さんが言ってました。
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