闇の中でだけ、真実が見える。韓国映画『梟ーフクロウー』を鑑賞。17世紀の朝鮮王朝に起きた実在の変死事件を巡る、極上のサスペンス。特筆すべきは「昼盲症」の鍼医という主人公の設定(「昼盲症(ちゅうもうしょう)」という病を知らなかった)。昼間は見えず、夜の闇の中でだけ、ぼんやりと視界が開ける。この「限定された視覚」が、王宮の深い闇を暴く唯一の鍵となる構成には、思わず溜息が出た。アン・テジン監督の初長編とは思えぬ重厚な演出、そして狂気を纏うユ・ヘジン氏と、静かなる意志を宿したリュ・ジュンヨル氏の演技合戦。ろうそくが消え、視界が切り替わる瞬間の緊張感は、アマプラではなく映画館という暗闇でこそ味わうべきだった。「目に見えるものだけが真実とは限らない」#映画梟 #フクロウ #韓国映画 #映画鑑賞 #歴史スリラー