【読後感】ずっとハラハラする。そして最後にとてもドキッとする。展開が読めないサスペンス、とても秀逸!!!読書家のフォロワーさんが紹介されていた本。すごくおもしろかった!!ストーリーが最初から最後まで抜け目なく理路整然と進んでラストまでずっと鬼気迫る。12歳の少年の過ちとと閉塞的な村社会。善悪だけでは生きていけない世界から逃げ出せない。だから守られた秘密。ミステリーやサスペンスがお好きならぜひ。登場人物それぞれの心情がまざまざと伝わる。みんなかわいそうで、みんな安直で、みんな他人事で、みんな自分の事で手がいっぱいで、みんな偽善で、みんな悪を悪いこととして、みんな生きていて、みんな結局は適材適所。広い世界とはどこだろう、そこでは何が変わるのか。狭い世間とはなんだろう、そこにいても落ち着かない。間違いは明るみに出た方がいいのか。それとも永遠に罪に追いたてられる方が辛いのか。真実はいつも、小説より奇なり。#僕が死んだあの森 #ピエールルメートル #橋明美 #サスペンス