今朝は小学校の高学年に絵本の読み聞かせでした📘「ルリユールおじさん」いせひでこ 作フランスには、壊れてしまった本を直す「ルリユール」と言われる職業があります。…ソフィーの大切な植物図鑑が壊れてしまいました…本屋さんには、新しい本は沢山あります。「でも。私、どうしても、この本を直したい!」パリの街を歩き回り、「ルリユール」おじさんのお店を見つけました!「…こんなになるまで、良く読んだねえ。ようし、なんとかしてあげよう!」「ルリユール」の手によって、本は1度、バラバラになり、そして綴じ直されて行く工程が、丁寧に描かれています。(「ルリユール」という言葉は、「もう一度繋げる」と言う意味もあるそうです。)おじさんの作業を見ながら、ソフィーは木が好きで、アカシアが特に大好きだと、話します🌳作業が一段落して、おじさんとソフィーは公園に行き、ベンチでパンを食べながら、樹齢400年以上の大きなアカシアを眺めながら、お話をします。「私、大きくなったら、世界中の木を見て歩きたいな。」…「ルリユール」おじさんはふと、父の言葉を憶い出します。「本には大事な知識や物語や人生や歴史がいっぱい詰まっている。それらを忘れない様に未来に向かって伝えて行くのが、ルリユールの仕事なんだ。」「修復されて、丈夫に装丁される度に、本はまた新しい生命を生きる。」翌朝、ソフィーが「ルリユール」のお店を訪ねると…「ARBRES de SOPHIE」…ソフィーの木達。金の文字でソフィーの名前が刻まれた、表紙はアカシアの絵の美しい本が完成していました!🌟「私だけの本!」「ありがとう!ルリユールおじさん。」…おじさんの創ってくれた本は、2度と壊れる事はありませんでした。伊勢英子さんの美しい水彩画が素晴らしく、特別な本を1冊持っている方や、本好きな方に読んで欲しい絵本です🌟#絵本 #本の修復 #植物図鑑 #伊勢英子