カルマの法則の内容を簡単に表現すると、「自分が良い行動をすれば良いことが、悪いことをすれば悪いことが自分に返ってくる」ということです。カルマというと響きは怖いですが、良いことをすれば良いことが返ってきますから怖いことではありません。今ある状況はすべて、今までの自分のあり方(原因)の結果だということなのです。神社の石を持ち帰るという行為に対して、決して神さまがバチを与えるのではありません。聖地にある石を持ち帰るという行為の結果が単純にその持ち帰った人に与えられるということです。石を持ち帰った人はカルマの法則により、スーパーコンピューターをはるかにしのぐほどの正確さ!それが「災厄」という結果になって返って来るのかもしれません。ちなみに原因となるのは「行い」だけではなく、話す「言葉」、心に抱いた「思い」さえもすべては目には視えない霊的なエネルギーを放ち、いつか自分のもとに何らかの結果となって返ってくるそうです。神社の石を持ち帰った人の中には、カルマの法則の結果を受けてでしょうか、最近では匿名で石を郵送で返却してきた人もいるそうです。また、スピリチュアリズムによれば、石や木は人間と同じ生き物であり単なる飾り物ではありません。そして、人間は誰でも最初は鉱物であったとされます。「鉱物 → 植物 → 動物 → 人間」という進化を遂げているのだそうです。例えばペットで犬や猫を飼っている人は多くいらっしゃると思いますが、犬や猫たちも人間になるために進化を目指しています。人間に飼われることによって彼らは成長をしており、人間の私たちも彼らがいつか人間になるための成長の手助けをしているボランティアなのです。従って、神社の石であれ、ペットであれ、かけがえのない命あるものとして大切に扱わなければならないのだと思います。#月讀宮・元宮司さん#ちいろば企画