5000年前の古代に建てられたエジプトのピラミッドその内部にある通路の天井に、落書きがあるそうです「最近の若いものは……」そう書かれていたとかよくよく調べてみると、この情報は眉唾ものだとわかりますしかし、世界中の他の古い文献には、似たような言葉が沢山見つかるそうですここで大切なのは、そこに本当に「最近の若いものは……」と書かれているのかいないのか、ではありませんお年寄りの思考パターンがそういう傾向にある、ということかと思いますなぜなら「最近の若いものは……」に続く言葉として「わしらの若いころは……」と続くからですね時代を振り返った時、本当に過去は未来より良かったのかそう考えると、僕は確実に未来の方が良い世界になったと感じます例えばこの国では飢え死にするひとを僕は知りません、戦争は確実に減りました、子供の頃から比べても差別は激減したように思いますではなぜ老人は、「最近の若いものは……」と言いたがるのか僕はそれは、老人に限らず人間は変化を嫌う性質があるからだと考えます時代は常に移り変わり、進歩しますテクノロジーだけではなく、考え方や流行りもまた変わっていきます過去が懐かしい、というのと今はダメだと考えるのは違いますもし、今を生きるのが苦しいお年寄りがいたとしたら僕は、理解して欲しい言葉がありますブッダが入滅(死ぬ)する時に残した言葉です「もろもろのものは移ろいゆく」この世に変化しないものなど何もないという意味ですこれを理解して受け入れれば、苦悩は減りますいつまでも同じものはありません変化を受け入れて、穏やかな老後をそういうことかと、僕は思うのです#希望 #最近の老人