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風ささ
巨人の大人が
楽しそうな笑顔を浮かべて
機嫌よい雲のようにのどかであれば
君たちはいつでも
心おきなく遊んでいられるだろうに
何を怖がることもなく
まずは青空と君たちの間の僕が
そうならなければいけないと思う
笑顔でいるからねと
子供たちに約束をした春の午後

風ささ
道に落ちた煙草の吸殻や
空き缶にもよく気がついて
拾い上げて怒られたりもする
生きることは遊ぶこと
沢山のものが
その手に触れる 目に止まる
遊び相手ばかりのときを
ゆるりと生きる君たちに
大人は列をなす巨人

風ささ
たんぽぽの白い綿毛
空に飛ばしたいと
指を差して子供がせがむ
そのたんぽぽを摘もうと
子供の目線にかがんで眺めた
たんぽぽは大きく見えた
君たちはこんなにも
地面に近いところにいるのだ
草の一本花の一輪
どんなにか大きく見えて
踏みしめる大地はどれだけ確かだろう
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