こんにちは読書記録です社会保障のどこが問題か-「勤労の義務」という呪縛山下慎一 著ちくま新書憲法25条で生存権を保障されているのにも関わらず「働かざる者食うべからず」という害悪な社会規範によって、生活保護は後ろめたいという社会認識があること役所の方針による水際作戦で、生活保護を受けさせてもらえない人も多く、日本は社会保障の捕捉率が低い、福祉後進国であることそれ以外の介護保険や障害年金などについても、法律論的にわざと使いづらくしていることで、「公助に頼らせない仕組み」になっているという日本という国のかたちが本書を読んで見えてきました必ず一定数の失業者が発生するという資本主義社会の構造的欠陥や、スーパーやコンビニで日々大量の廃棄弁当が出ている一方で、子ども食堂や炊き出しを利用している人が増えているという社会の構造的欠陥があるのでなおさら「働かざる者食うべからず」という社会規範は打破しなければいけない悪習であるように思います勤労の義務と引き換えに生活保障がなされるというシステムはいかにも、他人が幸せなのは許せない、自分と一緒に地獄へ堕ちろという日本人的な精神主義に基づくものであるように思います自営業者のためであった基礎年金は、今や大勢の非正規労働者のものになっている以上、少なくとも生活保護水準までは基礎年金の支給額を上げる必要がありますそれが憲法が保障する生存権の保障だからです日本人の家計は娯楽費で消える割合が多いため、社会保険料や社会保障税については、引き上げる余裕があります今回の選挙で減税が争点となっていますが、減税しても、その分を娯楽費で使ってしまうだらしない人が多い以上、事態を悪化させるだけだと思います単に高福祉高負担を目指すということをスローガンにするだけでなく困っている人が簡単に社会保障を利用するアクセスが出来るようにする必要性を感じました#読書 #読書感想文 #社会保障 #勤労の義務 #日本の病理