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mimi
大阪の歌舞伎が好きな人間からしたら
たまらない映画だった
何よりも役者さんの努力が凄まじい
「藤娘」「道明寺」「鷺娘」
これを踊るのにどれたけの汗を
辛苦を舐めたか
そして何よりも「声」
歌舞伎は第一に「声」なのだ
(ニ「舞」三「立ち姿」)
女形の声を
吉沢亮と横浜流星はやってみせてきた
そして、それで演じる
「曽根崎心中」
この演目は大阪の人間にとっては
切っても切れない作品
手代と遊女が心中するまでの
苦しみと愛と美しさが全部詰まった
大阪の作品
もともとこれは、浄瑠璃で
人形が演じる作品。
だからこそ、死が美しい。
グロくない。
これを
人間が演じる難しさ
しかも
歌舞伎役者ではない人間が
歌舞伎役者として演じる…
どれだけ難しいか
どれだけ凄まじいか
歌舞伎役者でさえ苦悩する難役を
彼らは演じ切った。
私は号泣した。
久しぶりに歌舞伎で号泣した。
彼らは歌舞伎役者という
一人の人間を演じながら
歌舞伎の登場人物も演じなければならない
素晴らしかった
演じ切った
関西は「役者」よりも
「芸」を見に行く文化
芸があかん時は
どんなに有名な役者でも
「あきまへん」って言う
(これホンマ実体験)
狂ったように
歌舞伎や文楽を愛してやまない
特に大阪の歌舞伎が
好きで好きでたまらん私が言う
これは本物。
見て欲しい。
…たしかに踊り、声は
歌舞伎役者さんのほうが
やっぱりな上やけど
凄かった!!!!
吉沢亮ファンになったわ!!!!
#映画国宝 #レビュー
#歌舞伎 #文楽 #NoartNolife

mimi
夜も更けたので、曽根崎の話を (長いよ[ほっとする])
映画「国宝」で一躍有名になった演目
大阪では「お初天神」でお馴染みの演目だ。
騙された男と それに寄り添う女
手代と遊女
金とプライド
身の潔白を証明するには
死ぬしかない。
二人一緒になれないなら
死んで来世に託すしかない。
そうやって物語は進んでいく。
「国宝」で有名になった
足を抱くシーン
打掛に男を隠し、仇と会話する女
軒下で身を隠し、侮辱に身を振るわせる男
「証拠もなければ理も立たず……
ハテ、死ぬる覚悟が聞きたい」
そこで初めて 見せる 足
ずっと 着物に隠されていた 足
白く 冷たい 人形の足
打掛に包まれた男が
そこに喉笛を押し当てる
この美しさ。
人間ではない 冷たさ
人間のような 温もり
三味線のメロディと
台詞が「唄(うた)」で流れてくる
この世界に
ズブズブに飲み込まれる瞬間
二人が
天神の森で心中する時…
「はよう ころして」
お初が目を閉じる
「…と覚悟の顔のうつくしさ」
義太夫が唄う
この美しさを 見てほしい!!!!
これ、人間でやるの
相当難しいから!!!!!
徳兵衛25才 お初19才
純粋で 美しく 悲しい物語
ぜひ!文楽で!
寝ちゃう人多いと思うけど、ぜひ!!!
#文楽 #曽根崎心中 #国宝
#お初天神
#NoArtNoLife
実際、江戸時代で起こった
心中事件を基にした演目です
(その現場が
現在、大阪梅田にある露天神社=お初天神)
近松の初期の作品なのでストーリーが
わかりやすく
めちゃくちゃピュアで美しい
(心中するときにね
女の帯を解いて
二人で縛って死ぬんよ もう泣いちゃう)
当時は
上演した後に心中が大流行りしてしまうという
事態だったそうで笑
でも、現代人の私でさえ
「その気持ちがわかるな…」
って思ってしまうような作品です
年一回
春か秋にやってることが多いので
ぜひ!機会があれば!
音声解説か床本あったほうが見やすいですよー[ほっとする]
くうううううう[泣き笑い][泣き笑い][泣き笑い]
語り尽くせねぇーーーーーーーーーー!!!







mimi
「伊勢音頭恋寝刀」「小鍛冶」
文楽の魅力は大きく二つあると思っている
「人形」 か 「義太夫」
前者は目で 後者は耳で もっていかれる
「伊勢音頭恋寝刀」
これは視覚
刀にまつわる話で
バッサバッサと人が死ぬ。
夏だからこその演目
あらすじは端折るけど、
上段で主人公の武士は
遊郭にて
散々罵倒されプライドをズタズタにされ
下段にて
名刀(妖刀)とは知らず
思わぬ形で刀を抜くことになり
魅入られるように
何人も人を切って行く
そこが見せ場
血飛沫の飛んだ白い着物
光る刀
人形だからこそできる
手 足 首が飛ぶ演出
逃げ惑う人々と
暗がりから浮かび上がる
変わり果てた主人公の
白い顔 乱れた髪
その美しさ 妖艶さ
人間だとそこまでいけない
国宝クラスじゃないと
あそこまでいけない
人を斬る
女も子供も
刀に操られるかのように
無差別に 無慈悲に
それが…恐ろしくも
美しいと思えるんよ
人間臭さのない
怖いくらいの美しさなのだ
そして、次の演目
「小鍛冶」
こちらの魅力は聴覚
義太夫、三味線 全員による
迫力のある義太夫節
物語の語り手である太夫と
情景を表す三味線によって
文楽は進んでいく
小鍛冶は
刀鍛冶が 天皇へ捧げる刀を打つ時に
神様が童子になって助太刀に入り
共に名刀を完成させるという物語
能が原型なのだが
明らかに 全く違う
躍動感とリズム
人形とは 思えないほどの
生き生きとした動きと
神様の
ほとばしるエネルギー
それを
声と三味線
(太鼓と鳴り物もあるけれど)
たったそれだけで表現する!!
ロックやジャズ
全ての要素が入っているんじゃないか
って思うほどの 迫力のある語り
なおかつ
文楽のおもしろさは
義太夫さんが 場面によって
変わるところ
始めは
神妙な静かな雰囲気の柔らかい声
一転
強く朗々とした声の義太夫さんに変わると
躍動的でエネルギッシュな雰囲気に
変わる
そこでもう「声」が好きな人たちは
大盛り上がりなのだ
実際、文楽は
義太夫さんたちが座る
上手の席から埋まっていく
……わかる……
かぶりつきで
義太夫さんや三味線をきけば
思わず手拍子、足拍子したくなるほどの
興奮 エクスプレッション
外国の人たちが
この演目を夢中になって見てたことが
誇らしかった
動かぬ人形にいのちを宿す
人形師さんたちが形を
人間遣いさんたちが動きを
義太夫さんが声を
三味線が雰囲気を
ハマる人はハマる
ハマらない人はハマらない
でも、ハマった人はどこまでもハマる。
ぜひ一度
大阪でみてください。
私は正直
歌舞伎より好きです
歌舞伎は人の技量によって
…演技力の部分もあるから…
ダメな時も…言いたくないけど…
あって。
だけど、文楽は…
声と動き
役割が分かれてるからなのか
安定して楽しく見れる気がします🥰
(しかも歌舞伎の半分くらいの値段で
見れる!!!)
義太夫さんが場面ごとに変わるから
うわー!この場面でこの人出てくるーー!?
この人がやるのーーー!?って興奮がある
てかそれで見に行く時ある。
音楽好きさんは
歌舞伎より文楽を絶対的にお勧めします!!!
日本語字幕のある演目で
まずは見てほしいなぁ〜😊
#文楽 #国立文楽劇場 #レビュー
#伝統芸能を伝えたい
#NoartNolife
あーたのしかった !!!
能も行きたくなったなー[ほっとする]
また行かんとねぇ🥰




mimi
坂本龍馬、武市半平太と同時代の人です。
…私は酒のオタクですが、それ以上に美術オタでもあります。
その私が、今現在も震えが止まらない…全身全霊がビリビリくる人に久しぶりに会いました‼️
幕末の、あの動乱、あの狂乱…
その隣で、平然と飯を食う人々…
大河ドラマでは描ききれない雰囲気が
世界最高水準で描かれています。
時代劇、歌舞伎、文楽、浄瑠璃が好きな人は
絶対、行ったほうがいいやつです。
私は、最低でも2回は行かねばならない…
全細胞に、絵金さんのエネルギーを記憶させねばなりません…
……興奮冷めあらぬまま、飲み行きます…
土佐の辛口強め、切れ味鋭めのやつが欲しい気分です。
#あべのハルカス美術館 #美術展 #絵金
#歌舞伎 #文楽










Vega🌠🦪
久しぶりに行きたい(無知だけど)
美しさだけを
感じたい時期
(アカン今それどころじゃ、、、)
#文楽

無伴奏チェロのための「BUNRAKU」
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