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こんばんは
読書記録です

[対談]中世の再発見
網野善彦+阿部謹也 著
平凡社ライブラリー

日本中世史を専門とする網野善彦氏と西洋中世史を専門とする阿部謹也氏が化学反応を起こして、新たな歴史観の地平を開くような含蓄に富んだ内容となっています

網野氏の「無縁」という概念は興味深いです
「無縁」というのは、「世俗的な社会の権力とは無縁である」という意味で
「無縁である/無縁とされる」ということで「支配-非支配(従属)」の関係から独立した自由な存在があったそうです
これが職人やら芸能者やら商人から賤民に至るまでの人間集団の自立性の根拠になっていたそうです

日本にはあまりないけど西洋にはなぜチャリティーの文化が盛んなのか
それはキリスト教の影響だそうです
日本では何かをもらったら何かを返すというお互い様という文化なので、一方的に損をすることになる喜捨の精神は広まりませんでした
一方で西洋においては、互恵の考え方を拡大解釈して、お返しは天国でする、つまり死後の救済という考え方で普遍化しました
西洋のチャリティーの文化は死後の救済という恩恵を受けるために行なわれているそうです
キリスト教の神というのは絶対的な存在だからこそ、西洋人は「神に誓って」という言い回しをするそうです
日本との文化の違いを感じました
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