火垂るの墓を観て以下、"個人"の感想。そして長い。「清太たちを追い出すなんて叔母さんひどい!」とか「清太が愚かすぎる!」とかみたいな意見を見たんだけど、どちらの意見も正しい気がするのが世知辛い作品だなぁと思う。この作品が描いているこの時代、戦時中という異常な状態の中のいわゆる常識、清太が空気を読んだからこその家を出るという選択とか、叔母さん小言も言いたくなるような清太の普段の様子とか、亡くなった人間の着物を売らないとまともなご飯にありつけない状態とか、この時代にしてはお金持ちの家に生まれてしまったが故の一般人とは少しだけ常識のズレた清太の認識とか、14歳とはいえ親元から離れるにはまだ早い年齢の子が4歳を一人で抱えなきゃいけない異常さとか本当に色んなものが重なった結果の、叔母さんの行動言動であり、清太の行動言動なんだと思うから、どっちが正しいとか間違ってるとかでは無いんだなぁって思った。ただただ、あの映画から受け取れるのは「戦争は今後もしちゃいけない」って言うシンプルな言葉だなって思う。もちろんジブリの人たちが込めた想いとかはもっとたくさんあるんだろうけど、やっぱりシンプルにそこに行き着くなぁと思う。いろんな意見があって然るべきだと思うけど、やっぱり戦争ってものは、起こしてはいけない人間の罪だなって私は思う。起こした罪は消えないけど、これから罪を増やさないようにすることはできるんじゃ無いのかな〜とは思う。#戦争#あくまで私の意見#火垂るの墓#戦争しない未来を選びたい