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西門佳祐
とても無機質な箱でも
この海から
潮風も波音も
この身体の中で満ちる
心の置き所もなくなって
空っぽだった心が
過ぎ去った時間より
これからを見据えた
小さなワクワクでも
熱を帯びて頬を染める
誰もいない場所が
誰よりもそばにいて欲しい
そんな誰かを教えてくれるから
また海に還ろうって
そうして自分に還ろうって
想える夜もあるから
#愛しきすべてのものに
#私は私と尖っても優しい
#すべてを返すのはこの秋だから

ENDLESS NIGHTS
西門佳祐
空を見上げるたびに
なんだか嬉しくなって
君に届けたい言葉と音
頭で決めようとすると
どうしても損得がよぎるから
心で感じて
向いた方向でいいじゃない
人を裏切るときって
信じないといけない場面で
信じられないことなんだ
って
そんなこと
二度はないようにと泣いて
シダーウッドの意味も知らずに
夜を香りの中に溶かして
時間も空気も秋の月も一緒に
愛しきすべてのモノになれと
#愛しきすべてのものに
#私は私と尖っても優しい
#すべてを返すのはこの秋だから

ガーデン - Piano Ver.
西門佳祐
くすぶったままの想い
別の色を重ねて
別の風を纏って
別の人を見ても
ふと夜空を見上げたら
そう
たったひとつ
月だけを見ている
たったひとつ
月だけが見ていた
#愛しきすべてのものに
#私は私と尖っても優しい
#すべてを返すのはこの秋だから

夜明けは沈黙のなかへ
西門佳祐
深く遠く青が目に映る
目を閉じれば
その青はそのまま
胸の奥に入り込む
記憶は頭の中だけでなく
心の中にも残るんだと
知って目を開けてみる
ああ
青が落ちて
今の僕がいる
そんな自分を
抱きしめずには
いられない
#愛しきすべてのものに
#私は私と尖っても優しい
#すべてを返すのはこの秋だから

天気予報の恋人
西門佳祐
青はどこまでも高く伸びて
僕に青を落として
君の青を色付けて
やがて素知らぬふりで
暖かな風を運んでくる
ねぇ
君は今日も
泣きたくなるくらい
頑張ったね
誰かのためには
自分のために
そう
ならぬこともあって
それを知っててなお
君のその
震える背中は
とても愛おしく
誰にも触れさせたくなくて
独り占めしたくて爪をたて
それは見上げた空に
大きく影を落としても
孤高の月に狂おしく
どこまでもどこまでも
強く抱きしめて
優しく温めてから
夜を超えてゆこう
今日の終わりの始まり
明日は少しでも優しく
波音を紡いだ海でいよう
君が漂いながら眠る
そんな
キラキラした海でいよう
#愛しきすべてのものに
#私は私と尖っても優しい
#すべてを返すのはこの秋だから

愛してる
西門佳祐
やがて光が宿る
恍惚とした夜の
終わりは呆気なく
喉の奥に残す棘
瞼の裏に宿る雷
大きく息を吐いた
そして多くを飲み込んだ
あの時の悲しさや悔しさ
留めることのできなかった
そんな想いのために
雨は強くアスファルトを打つ
そして窓を叩く
唇に残る雨滴
赤はそれでも落ちない
#愛しきすべてのものに
#私は私と尖っても優しい
#すべてを返すのはこの秋だから

長い話
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