「平和ボケ」という言葉について思うこと。今ある平和は、過去の戦争で数え切れないほど流された涙と血の上に与えられた大変尊い物だ。その「平和」に対して「ボケる」などという言葉を繋げるのは冒涜でしかないように思う。少なくとも私は今ある平和のおかげで、自分や家族、友人が血を流すことや、言動や思想、命の危機を味合わずに生きて来られた。問題は「与えられた平和にあぐらをかいている愚か者」「平和の尊さを忘れた愚か者」であって「平和だったから腑抜けになった者」というニュアンスは「平和により、人はダメになる」という大変危険な考え以外の何ものでもない。平和は、尊さを忘れた時に壊れ始めるのではないだろうか。私はそんな危険な世を次世代にバトンタッチしたくない。だから、断固「平和ボケ」と言う言葉は認めない。人類の歴史は「命より大切なものがある」と戦争を始め「命ほど大切なものはない」と戦争を止めてきたそうだ。平和の尊さについて考え、過去の犠牲を悼み、今に感謝する心を大切にしていきたい。#平和について #戦争 #言葉選び