#東洋文庫ミュージアム #本阿弥光悦 #嵯峨本 #吉田兼好 #徒然草 #今日の反省 何事も入りたたぬさましたるぞよき。 よき人は知りたる事とて、さのみ知りがほにやは言ふ。片田舎よりさしいでたる人こそ、萬の道に心得たるよしのさしいらへはすれ。 されば世に恥しき方もあれど、自らもいみじと思へる気色、かたくななり。よくわきまへたる道には、必ず口おもく、問はぬかぎりは、言はぬこそいみじけれ。(どんな場合でも、よく知らないふりをするにかぎる。 立派な人間は、知っていても知ったかぶりをしないものだ。軽薄な人間に限って、何でも知らない事はないといった返事をする。 だから、聞いている相手が圧倒されることもあるが、本人自身が自分からすごい思い込んでいるさまは、どうにも救いがたい。よく知っている方面については、口数少なく、聞かれない限りは黙っているのが一番である。)