指導する時に先生方はよく生徒を叱りますよねだから どうして僕は生徒を絶対に叱らないんですかって講習会で必ず聞かれるんです これはどの教科にも通じることだけど例えば分数で躓いている生徒になんで分からないんだ!と叱っても分からないものは分かりませんなぜ分からないのかどうすれば分かるようになるのか指導者は生徒が理解できる方法を教え納得させてあげればいいんです 音楽も同じですこう吹いてごらん…ダメならこうしてごらん…こうした過程を経ることで僕自身がその生徒から指導法を勉強できるつまり できない生徒が僕に新しい指導法を提供してくれるわけだから逆にお聞きするんですなぜ提供者を叱るんですかって僕に言わせれば生徒は神様なんですよねいい指導者っていうのは様々な指導法を知っているんです僕が転任先の吹奏楽部をすぐに全国大会に連れていけるのはこれまで出会った沢山の生徒から習った指導法を用いて躓いている生徒を導いてあげることができるからなんです いい医者であれば患者さんの顔を見ただけでどの薬がいいか分かるでしょうだから僕は名医になりたいそのためにはとにかくいろんな病気の患者さんと付き合いたいですね できない生徒がぐずぐずしているとイライラして すぐ叱っちゃう人がほとんどだけどできなかった生徒ができるようになる瞬間っていうのは最高に嬉しいから生徒がうまくなることが僕の楽しみです…だから毎日が楽しくて仕方がないんです#屋比久勲#吹奏楽の神様#致知