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まっくろくろすけ

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もし、心に「天気」がある世界だったら

人の心に、天気予報が出るけど、
「晴れ/雨」みたいな単純なものじゃなくて、

・今日は低気圧・思考が深くなりやすい
・午後から霧・判断力が鈍る可能性あり
・夜は無風・休憩向き

みたいな、ものすごく実用的な予報で、
その世界では、
「元気がない」は怠けじゃない。

ただの気圧の変化。

「何もしたくない」は性格じゃない。
ただの曇り。

だから、「なんか気力湧かないな」みたいな日だと、朝の予報板にこう書いてある。

本日:
体力回復中
感情はやや過敏
無理な外出・自己評価は非推奨
ぬくぬく・ぼんやり・静かな会話が効果的

それを見た人は、

「あ、今日は布団とあったかい飲み物の日だな」
「重要な決断は明日でいいか」

って、自然に理解する。

説明しなくていい。
頑張って言葉にしなくていい。

夜になると予報は更新されて、

深夜:
空気が落ち着く見込み
思考は散漫だが危険性なし
眠れなくても問題なし

これを見た人は、

「そっか、今日はこのままでいいのか」

って、
ちょっと肩の力を抜いて、ゆっくり過ごす。

その世界では、
調子が悪い日も、ただの「天気」。

だから誰も責めない。
自分も責めなくていい。

#寝る前の空想話
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まっくろくろすけ

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もし、疲れが「場所」だったら

その世界には、
疲れた人だけが入れる場所がある。

地図には載ってないし、
行こうとして行ける場所でもない。

「もう頑張れないな」
って思った瞬間に、
いつの間にか辿り着いてる。

そこは、
とても広いわけじゃない。

小さな部屋とか、
夜の縁側とか、
雨の音が聞こえる軒下とか。

人によって、場所の形が違う。

横になっても、座ってもいい。

何もしなくていいし、
何かしてもいい。

その場所のルールは一つだけ。

「回復しなくていい」

寝なくてもいい。
元気にならなくてもいい。
前向きにならなくてもいい。

ただ、
そこに居ていい。

その場所には時計がない。

だから、

「もう◯時間も休んでる」
「まだ動けない」

そういう概念もない。

「次に動くため」じゃなくて、
ただ居るための時間。

そして、
その場所の一番大事なこと。

ここから出るときは、
自分で決めなくていい。

身体が先に動く。

気づいたら水を飲んでる。
気づいたら立ってる。
気づいたら「外」に出てる。

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