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アメジスト

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こんにちは。
読書記録です。

言語の本質
ことばはどう生まれ、進化したか
今井むつみ
秋田喜美 著
中公新書

かなり難しい本ですが、オノマトペから始まる子供の言語習得過程を中心に考察した良書です。
「記号接地問題」というのがあって、何を持って知っている、理解しているとするのか、言葉を使うために身体経験は必要なのかという問いがあり、オノマトペというのは、身体と密接に関係しているために、言語習得の入り口として役に立っているそうです。
さらに人間の場合は、「対象→記号の対応付けを学習したら、記号→対象の対応付けも同時に学習する」という対称性推論をおこなうことかをでき、これによっていくつかの記号接地した言葉から再帰的に推論することができるので、経験していない言葉でも抽象的に理解することができるそうです。
人間の豊かな想像力、言語化された意味を拡張し、推論し、将来を予測する力。起こった事実から因果の推論を求めることが出来る能力。
人間の頭脳の奥深さを知ると同時に、いくらAIが発達しても、この領域に到達するのはたぶん不可能で、AIが人間に取って代わるというSFチックなことは起こる心配はなさそうだなと思いました。
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