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みあぞん

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□大喜利転生 第32話

気が付いて始めに見たものは
女神の土下座だった。。。
「。。。えっ、と」
「大変申し訳ありませんでしたああぁぁ‼️」
いや、状況が全く分からないんだが❓️
「説明致しますと、こちらの世界の人が勇者召喚の儀式を行ってしまい、呼ばれてしまいました」
あーラノベとかでよく見るやつだ。
「オレ、死んだ❓️」
「いえ『今』は生きています。転移と言う形で召喚されます」
トラックに轢かれた記憶があるが❓️
「勇者召喚の儀式で無理矢理時間をねじ曲げています。だから禁止にしておいたのにいいいいっ‼️」
うん。なんだ。女神も大変なんだな。
「元の世界に戻る事は出来るか❓️」
「今なら出来ますけど。。。」
「轢かれて死ぬか」
「はい。。。」
じゃあラッキーだったと言えばラッキーだったのかもしれない。
「あ、確かネコをかばって轢かれたような❓️」
「そうです」
我ながらテンプレな事して死んだな。
気になる事は多々あるけど、まぁいいか。
「じゃあ転移してくれ」
「いいですか❓️ありがとうございます。色々特典付けておきますので」
「あーアイテムボックスとかチート能力とか❓️」
「そうですね。言語も、通じないと大変でしょうから」
助かる。
「では。お送りしますね」
女神がそう言うと、光に包まれた。
。。。「勇者召喚」ね。魔王とかいるんだろうなぁ。まぁ頑張ってみますか。

ミシッ。。。

ん❓️何か音が❓️
何だぁっ⁉️黒い手のような物が周りから生えてきたぞ⁉️
クソッ❗オレを捕まえようとしてるっ⁉️

コレハ『アノトキ』ノクロイウデ‼️

離しやがれっ‼️
クソッ❗離せっ‼️

『ニノ』ヲカエセ‼️

。。。。。。
。。。
「ようこそいらっしゃいました勇者様」
。。。オレは。。。
「勇者様のお名前は何と仰いますか❓️」
「。。。西園憲雪」

#大喜利 #異世界転生 #大喜利転生
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□大喜利転生 第13話

『ポップン・ライフ・オンライン』
デフォルメされた可愛らしいデザインが売りで自由度が高い世界で生活するオンラインゲーム。冒険するもよし。のんびりスローライフするもよし。数多あるMMORPGのひとつ。
その名を有名にしたのが鬼畜と言われる仕様。難易度が高めなのももちろんだが、1番の鬼畜仕様と言われるのが「死亡するとアバターが消滅する」というものだ。
いくら愛着の湧くアバターを作ったとしても、装備品をたくさん集めたとしても、一大拠点を作ったとしても、死亡してしまうと全て消え去ってしまう。
まあリアルと言ってしまえばそうなんだけど、そこは何とかならなかった❓️と。
一応多少救済はある。それが「相続」システム。死亡した際に他のアバターにアイテムなどを譲渡するシステム。これである程度は消滅しないですむ。なので多くのプレイヤーは誰かと組んでプレイしていたり、またはサブアバターを購入してソロでプレイしている猛者もいたりした。
古いゲームだと『俺屍』に近いかもしれない。
そんなわけでハマる人にはハマる。無理な人は無理。と言うマニアックなゲームだった。
自分は死んで消滅した時点で心が折れましたorz

。。。で❓️
「サブアバター用に用意してあったのをちょちょちょーっと。ね❓️」
ね❓️じゃねーよ。この廃ゲーマー駄女神が。
こいつの部屋容易に想像出来るわ。ゲーミングPCとかゲーミングチェアとかそんな部屋だろ。フィギュアとかも並んでそーだな。
「見たのっ⁉️」
見てねーよ。
それよりこの世界、そのPLOを元にしたとか言わないよな❓️嫌なんだが。
「違うわよ」
良かった。さすがに鬼畜ゲーは。。。
「この世界を元に、PLOを作ったの」
。。。なんて❓️
「この世界を元に、PLOを作ったの」
あんまり変わんねーよっ‼️
ってかお前が作ったのかあの鬼畜ゲームを‼️性格悪いのよく出てますねー⁉️
「あん❓️」
ナンでもアリマセン。。。
「この世界のシミュレーション用にねー。今じゃめっきり趣味レーション」
上手いこと言ったつもりか‼️つまりはサボりじゃねーか❗
おま。もしかして死んだのそのせいか⁉️
妙にサービスいいのは罪悪感からかっ⁉️
「。。。私の世界楽しんでねー☺️」
ってめっ‼️シカトは肯定と言うことだなっ⁉️

#大喜利 #異世界転生 #大喜利転生
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□大喜利転生 第34話

「なるほど。ナッパさん達がほぼ相討ち状態で、トドメだけ君がしたと」
「もう虫の息でしたから。動かなくなった状態にトドメくらいは私でも出来ますし」
さすがに1人で無双しましたとか言えんわ。いや、ギリギリだったけど。
トドメを自分がした事にしたのはアレだ。ステータスにモンスター図鑑的なものがあって、倒したモンスターの数とか記録されてるからね。他の人が見られるかは分からないけど、一応ズレが無いようにしとこうかと。
「『スキル/偽称』を取得しました」
失礼な。
うーん。何か忘れてる気がするんだけど。。。何だったかなぁ。
ちょっとステータス見直してみる。
。。。そうだよ❗Σ(O_O;)種族の魔法生物どうにかしないとダメじゃないか‼️
人に見られた場合に違うステータス見せるようにするにはどうしたらいい❓️『偽称』から派生して何か出来ないか⁉️
ステータスの画面をもう1ページ増やして、そこに偽のステータス作るとか。。。コピペして書き換えていくとか。。。出来たわ✨
「『スキル/偽造』を取得しました」
だから失礼な。
偽造はしてないわ。したのか❓️いや、どっちだ❓️
まぁ取りあえず魔法生物は消して、ステータスも少し抑えた数字にしておく。他の人のステータス見れたら参考に出来るんだけど、取りあえず感覚で調整するしかない。
。。。。。。
「そー言えば聞き忘れていたけど、お嬢ちゃん名前は❓️親御さんは❓️」
え❓️あ、言って無かった❓️まぁ兵士さん達も忙しそうにしてたし、後回しにしてたし。
「ニノです。ジョバンには働きに来ました。途中でルシアスさんの馬車に乗せてもらえる事になって。。。」
「そっか。大変だったね」
大変だったのよ。あなたの想像とは違うけど。
「じゃあ身分証とかは、無いか❓️」
「この街で作る予定で」
「うーん。。。身分証無いと色々面倒だからなぁ。。。先に作って貰うか。。。」
「あ、お金なら少しあります❗」
身分証作るのにお金かかるよね❓️いくらか分からないけど銀貨くらい出しておいた方がいいかな❓️
「あーこれから生活に必要だろ❓️色々大変だったし、今回はオレが出しておくよ」
マジですか⁉️助かります‼️
生活安定したらご飯でも奢ります‼️
。。。あ、名前知らないわwww

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□大喜利転生 第17話

急募、即戦力求ム。
「ルシアスの旦那❗護衛はここまでだ❗馬車をとばして街まで行って戦力を集めてくれ‼️俺達は足止めして時間を稼ぐ❗」
「どんなにとばしても戻って来るまでに丸1日。人を集めるのを考えると2日はかかりますよ❗」
「なぁに。足止めと防御に徹してればそれくらいはもつさ」
ナッパさんの言葉に他の面々も頷く。
ルシアスさんはちらりとこちらを見て、いや、家族を見たのか。決意する。
「では、馬車を軽くするためにもポーションを置いておきます。使って下さい」
「有難い。助かる❗」
どかっとポーションの入った木箱を地面へと降ろす。商品なんだろうけど、太っ腹だよ。いい人だなぁ。
「エリー❗アルフレッド❗ニノさん❗しっかり掴まってて下さい‼️とばしますよ‼️」
ルシアスさんが手綱を握り、エリーさんがアルフレッドくんと私を抱き締めて身を寄せ合う。
戻って来るまでに1日とか言ってたから半日くらいで街に到着するんだろうか。
それまで激しく揺れる馬車に耐えなければならない訳か。うへぇ。。。


「クッ❗」
ルシアスさんの焦った声がしたかと思ったら、激しい揺れが馬車を襲った。
何かを考える暇も無く身体が中に投げ出される。
「。。。大丈夫❓️」
エリーさんの優しい声がかけられる。
「母様は❓️」
「私は大丈夫よ。ニノちゃんも平気❓️」
無言で頷く。
取り敢えず大きな怪我は誰もしていなさそうで、こそごそと何とか転倒した馬車から這い出す。
「無事、ですか❓️」
どうやらルシアスさんも無事らしい。
正面を見たまま剣を構えている。
「。。。オークの群れ❓️」
何だかデジャブを感じずにはいられない。
偶然、なわけ無いんだろうな。ひときわ大きな個体もいる。
「『大食い』グラッド」
こいつも名前持ちか。
クソッタレ❗イベントボス2連とか無いわ😓

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□大喜利転生 第26話

地面に押さえ付けられている私の前にグラッドが息も絶え絶えに近づいてくる。
「。。。やられそうになったら手下に助けを求めるなんて、ずいぶんプライドが無いじゃないか」
言葉は通じているかは分からないけど、馬鹿にされている事は伝わるだろう。
「それでいてトドメは自分の手で刺さないと許せないか❓️そうだよね。手下に示しがつかないもんね。こんな小さな私に半身削られるくらいのダメージを与えられたんだからね⁉️」
ビキビキビキッ‼️
グラッドの顔に血管が浮き出て顔も赤く染まっていく。
「グオオオオオオオッ❗」
怒りに任せてグラッドは腕を振り上げる。
おいおい。自分の手下も巻き込むつもりか❓️
まあ、これで終わりか。
最後だ。


「アギト」

グラッドの腕を喰らう。
「近づいてくれると思ってたよ。
不思議そうな顔をしてるね『MPは使いきったはず』って。うん。使いきっていたよ❓️でも

私の「アギト」はお前の手下の「オーク」も取り込んでいる❗回復してくれて有り難う😆💕」
アギトがグラッドを喰らい尽くす。
こいつの能力が純粋に「手下のオーク」を回復するものじゃなくて助かった。オークは全て手下になるとか言う能力か、それとも驕りか。そのお陰でアギトも回復して助かった。
「。。。まだやるつもり❓️」
オーク達に睨みをきかせると、残ったオーク達はバタバタと逃げていく。
正直もう戦う力が無いから助かった。
「も、限界っ。。。」
しんどっ‼️いや総力戦で戦う敵に1人で相手してるんだから勝てたのが奇跡みたいなものだけど。
アルフレッドくんから受け継いだ能力でMPも増えていた事も助かった。おそらくちょっと魔法よりのステータスだったんだろうね。思ったよりもMPが増えていた。
。。。でもまだ終わって無いんだよなぁ😞💨
もう一体。オーガのオーグラーがいる。
取り敢えずはアルフレッドくん達の遺体を埋葬して、馬車の残骸から使える物なんかを回収。休息を取って、街へ行くか、助けに戻るか決めないと。


。。。そんな事を思ってた私が馬鹿でした。
あの駄女神の世界だもんなぁ。そんな甘い事を許してくれる訳ないよねぇ。
アルフレッドくん達の遺体を埋葬し、馬車の所まで来たけれど、うん。探知に引っ掛かりました。オーグラーが近づいて来てる。

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□大喜利転生 第15話

「今度は角ウサギか。丁度イイ今日の晩めし確保だ」
エリックさんが弓を構える。
角ウサギってこれも王道なモンスターだよね。
「エリックさん1匹ちょーだい」
「分かってると思うが、角には気を付けてな。。。行ったぞ❗」
よし。。。って何で角がヒツジみたいな巻き角なんだよっ⁉️ユニコーンみたいな角想像してたよっ‼️
「意表をついてみました。」
うるせぇよ駄女神。
一応ゲットするけども。
ここは水属性にさっきゲットしたスライムの特徴を加えて。
「ミズタマ」
ぽよんっと水球が角ウサギへと向かう。
うまく誘導して。。。ぽちゃん。
角ウサギの頭が水球に沈んだ。暴れて抜け出そうとするけどスライムの粘度で剥がれにくいぞ。
「えっぐ」
うっさいな。弱いんだからタイマン勝負なんて出来ないわ。
うん。あんまり強くないモンスターならこの方法で倒せるかな❓️
「ん❓️今度は何だ❓️次から次へと」
「森オオカミじゃな。こんな街道に出てくる事は少ないんじゃがな」
「何か異変が起こってるのかしら」
「さっきの角ウサギはこいつらに追われてたかと思ったが、こいつらも何から逃げて来た様子たな」
護衛達全員が戦闘態勢に入る。
。。。イベントとか止めて下さい。せめて町とかついて一息出来るようになってから、とか思ったけどあの女神の世界だもの。絶対何かくるわ(´Д`)💧
出来ればそこそこであればいいけど。。。

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□大喜利転生 第12話

ちくしょーこうなったら神頼みだ‼️
「ああぁ女神よ❗この苦境に立たされた私にチカラを与えたまへ~🙏😩知名度ゼロで最強人類にオレはなりたい~😂」
「殺しますよ😊」
怖っ⁉️フリーザ様みたいな事言われた⁉️
。。。他の人には聞こえてないか。。。やっぱりダメか。取り敢えずアルフレッド君も寝てしまったしのんびり馬車の旅を満喫しますか。
まあ暇だったから女神に祈ってみただけだが。返答されるとは。。。暇なのかな❓️
。。。おーこうして見ると自生してる木の実とか結構あったりするんだね。森の中とか入ればキノコとかもありそうだ。
取れないかな❓️ワザワザ馬車止めて貰うのも悪いしな。。。
「アギト」
闇の牙が木の実を襲う。
あ、取れた。攻撃には使えないけど結構便利なのでは❓️遠くのリモコンとか取れそう。リモコンなんか無いけどなっ⁉️
ごっくん。
お前が食ってどーすんだ❗闇の牙⁉️持って帰ってこんかいっ‼️
。。。ん❓️アイテムボックスに入ってる❓️。。。ちょー便利じゃねーか‼️何でアイテムボックスと連動してんだ❓️
そー言えば闇と水を組み合わせて毒水作れたりしたな。アイテムボックスも魔法扱いとして組み合わせられる❓️
いいね。馬車の旅満喫しながら色々素材集めていこうじゃないの。
「ニノちゃんも疲れたなら眠ってもいいのよ❓️」
あはい。ありがとうございます。。。ちゃん。か。
自分の外見ってどう見えてるんだろうか❓️
「水よ」
水を薄く平らにして、後ろを闇で暗くすれば。。。
「ミカガミ」
よし❗狙い通り姿が映った‼️
。。。中性的で。可愛い感じ。女の子か❓️
胸は、無いな。
「ちょちょニノちゃん❓️何してるの❓️女の子がはしたないわよ⁉️」
エリーさんすいません。確認しないといけないことが。。。無い。男性のシンボルが、無い⁉️
女か。。。ん❓️何も無いな。ホントに。
おいこら駄女神⁉️どーゆー事だ⁉️
「。。。元々アバターだったから性別は無いわよ」
アバター❓️何の❓️。。。ポップン・ライフ・オンライン❗通称PLOか⁉️
可愛いグラフィックでほのぼの系かと思ったら鬼畜仕様の最悪ゲーム‼️確かにリアルにしたらこんな感じになりそうだけど。
「急だったから私のアバターを元に作ったのよ。えっへん❗」
お前のかよっ‼️

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□大喜利転生 第11話

「婆さん喉乾かないか❓️一緒に飲んでみようか😊」
「誰が婆さんか」
めごしっ❗
。。。冗談も通じない奴め。
まあやってみようか❓️コップに手を添えて。。。
「水が❓️増え。。。た❓️」
「強化系か」
「ちょっと何言ってるか分からない」
え、と。確か水属性だったかな❓️
「水ね」
「お、水かぁ。。。」
あの、ナッパさん。なんでそんなビミョーな顔してんの❓️水ダメ❓️
「増える量が少ない。もしかしてサブ属性なのかも。舐めてみて❓️」
。。。甘い。。。毒かよっ‼️闇かよっ‼️毒消し下さいっっ‼️
「闇+水の適正があるみたいね」
「うわぁ。。。」
いやだからなんでビミョーなの❓️
「見た方が早いか。。。『水よっ‼️』」
ジョロジョロジョロ。
。。。マーライオンかな❓️
ウォーターカッター的なのは。。。あ、無理❓️レベルが高くなってもあんまり勢いは変わらないと。量は増えていくけど。
「闇はママナナが使えたよな❓️」
「闇の基本攻撃魔法はコレね。『アギト‼️』」
おおっ‼️闇の牙が近くの木に向かって行く‼️
これはカッコいいんじゃない❓️
ごす。
。。。あの❓️切り裂くとか。。。噛み千切るとかは。。。❓️ああ、切り裂くのは風属性が強くないと難しいと。。。ど、毒は❓️
「即効性の毒とかはかなりレベルが高くならないと無理だし、闇と水で毒水を作れたとしても戦闘中に飲ませるとかなかなか難しいうえに、お腹壊すくらいだと思うわよ❓️」
うん❗使えねぇーーーっ‼️そりゃビミョーな反応になるのも仕方ないわっ‼️
駄女神め。。。せめてどっちかは使える属性にしてくれても良かったのに。。。
「あー。。。武器とかの扱いかたとかもみておくか❓️。。。期待出来んが」
全くの同意です❗現代人舐めんなよ‼️武器なんかゲームで使った事しかないわっ‼️

うっわ。戦闘面全滅かもしれんな。。。
どうしよ。。。❓️

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□大喜利転生 第27話

PLOは経験値を消費してレベルアップする仕様になっている。
何故わざわざこんな仕様になっているかというと、経験値で能力値も上げる事が出来るためだ。
能力値には『基礎能力値』と『基本能力値』の2つがあって、上げられるのは『基礎』の方。そしてそれに種族倍率をかけたものが『基本』になる。
例えば力は強いが足が遅いドワーフは倍率が「筋力×3」「敏捷×0.5」とかになっていたりするので、基礎筋力を1上げると基本筋力が3上がる。逆に敏捷は基礎敏捷を2上げないと基本敏捷が1上がらない。
得意な能力値であればレベルアップするより基礎能力値を上げた方が強くなれる場合がある。
つまり何が言いたいかと言うと。経験値も貯まってるだろうし、何上げようかな。とwww
取り敢えずは自分の種族を確認してからじゃないとね。時間も無いし、さっさと考えないと。



ん❓️種族「人間」と「魔法生物」って😅
あれか。この身体がアバターだからか。魔法的なサムシングなのか。
魔法生物ってスライムとかガーゴイルとかゴーレムとかそんなモンスター達なイメージやな。性別無いのも納得してしまうわ。
際立った能力値は無さそうだし、MP増やす方向が一番いいかな。後は素早さかなぁ。筋力とか上げても焼け石に水な気もするし、正面からガチンコ対決しても負け確定でしょ。
よし。方向性は決まったから、この方向で出来るだけ強くなれるように考えないと。
このスタイルでいいよね❓️

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□大喜利転生 第39話

「クソッあと少しで魔王の所に辿り着くってのに❗」
「魔王様の所には行かせる訳には参りません」
「メテオ・レイン❗」
空から隕石群が降り注ぐ。
「ウッソだろ⁉️」
「さすが5人目の四天王ね」
「5人の時点で四天王じゃねーだろ‼️」
「❓」
「なんで不思議そうな顔する⁉️」
「ははははっ❗全滅しなさい勇者共‼️」
「並大抵の攻撃じゃアレとめられないぞ❗全力で行く‼️」
「待ってノリユキ❗勇者の力は魔王との戦いのために温存した方がいいわ‼️」
「そんな事言ってもしょうがないだろ‼️」
「私に任せて❗」
こんな時のために腕を磨いてきた。
「ゲオルグ❗特訓の成果を見せる時よ‼️」
「うむ。アレをやるんだな❓」
「そうよ❗全力で行くわ‼️」
「了解した。任せろ」
「何をするつもりなのか分かりませんが、無駄な事を」
「斬❗岩❗破❗」
ゲオルグの放った衝撃波が隕石群を粉々に粉砕する。
「槍技・蓮華❗」
隕石群に放った槍が無数に分裂し、粉々に粉砕していく。
「よし。上手くいったな」
「ええ。タイミングもバッチリ」
「ここまでやるとは。恐れ入りました」
「ノリユキ❗先に行って‼️」
「いや、全員で戦った方がいいんじゃないか❓」
「少しでも「勇者」の力は温存しておいた方がいいわ。大丈夫、ゲオルグもいるし」
「任せろ」
「。。。分かった❗すぐに魔王を倒してくる‼️」
ノリユキ達がいなくなり、2人だけになる。
見逃してくれたのか、追撃は無かった。
「付き合わせて悪いわね。ゲオルグ」
「問題ない」
「名前をお聞きしてもよろしいでしょうか❓」
「あら❓認めてくれたの❓」
「ええ。モブからザコにランクアップしました」
「俺の名はゲオルグ」
「ゲオルグ。。。あぁ、あの堕ちた英雄ゲオルグですか。それはあの力量も納得です。そちらは❓」
魔法で投げた槍を手元に戻して構える。
「私は槍聖カカナナ❗私の槍は全てを貫く‼️」
「それでは、第2ラウンド開始しましょう‼️」
「。。。頼んだわよ、ノリユキ。。。ニノ。。。」

ビシッ。。。パリィィィィン。。。
世界が割れた。
真っ暗な闇の中、破片が舞い降る。
闇の中には佇む1つの影。

「。。。未来が壊れた。。。ククク。。。脆い。。。簡単に壊れる。。。」
影はニヤァとイヤらしい笑みを浮かべる。

#異世界転生 #大喜利転生
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みあぞん100

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□大喜利転生 第38話

「わたしと戦いなさい❗ニノ‼️」
「え❓️嫌なんですけど」
理由もないし、面倒臭いし、そもそも私一般人。。。あ、ハンター登録したわ。
登録したての新人なんですが❓️
「姉が命を掛けて守った価値があるのか見せなさい‼️」
「。。。守る価値が無い人間は切り捨てる。と❓️それがこの世界のルール❓️」
一応ノリユキにも確認してみる。
「いや、さすがにそんなクソみたいな世界じゃねぇよ。どこのデスゲームだよ」
「では、この料理を作ってくれた料理人さんや、食材を作ってくれた農家の皆さんも、あなたの言い分だと死んでいいと❓️」
「話をすり替えないで‼️」
「でも価値=戦闘力としていますよね❓️私に戦えと言ってきているのだから」
「黙れ❗黙れ❗黙れぇっ‼️」
「まぁ人の価値観は人それぞれですけど、私を否定する事で、あなたのお姉さんも『あなたが』否定する事になってますよ❓️」
「殺す❗」
いやーんこわーい(棒)。
槍を構えて突進してくる彼女。
煽った自覚はあるし、甘んじて受けようじゃないか。確認したい事もあるし。
「ニノ‼️」
槍が私の胸に突き刺さり、血飛沫が舞う。
「クソっ❗」
ノリユキがカカナナを取り押さえる。
「誰か❗医者❗ポーション❗回復魔法❗何でもいい❗助けてくれ‼️」
。。。うん。やっぱり。
血飛沫のエフェクトはあったから、血は流れる。でも、死なない。「即死効果」の付与されていない攻撃ではHPが0にならない限り死ぬ事は無い。
この身体がアバターだったから、ゲームの特徴をかなり引き継いでいるっぽいね。
。。。チートじゃね❓️
まぁHP以上のダメージを受ければ死ぬだろうけど、弱い相手にはまず殺されないはず。
四肢の欠損とかも無かったからそれも無いんじゃないかなぁ。
クソみたいに死ぬゲームだったけど、なんでこんなとこガバガバなんだよ。助かってるけど。
あぁ、でも出血で死ぬから早いとこ回復しないとヤバいか。


「。。。どうもスイマセンでした」
ノリユキに土下座しております。
「なんであんな事をした❓️」
「あんな事❓️」
「彼女を煽って自分を攻撃させるように仕向けた事だよ」
「まあ、色々あって」
「言えよ‼️」
「ついもにょっとなって」
「意味分かんねぇーよ‼️」
「それより彼女は❓️」
「答える気無しか⁉️。。。殺人未遂を起こしたからな。何年か投獄されて、ハンター登録も抹消。もうハンターとしては活動出来ないだろうな」
「そっか」
「ほんと何考えるのか分かんねーよ」
「そうだよ。だから私に関わらない方がいいよ」
「。。。俺に恩あるんじゃなかった❓️」
よし❗土下座しよう‼️
今度は必殺スパイラル土下座で‼️

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□大喜利転生 第37話

姉には魔法の才能があった。
興味を持って、習い始めたのはわたし。
魔法を姉に見せたら「私もやる❗」と言い出し、あっという間にわたしより先に行ってしまった。
わたしは才能の差を感じて、魔法からは身を引き、剣を習い始めた。
でも、力も無く、素早さも無く、そこでも自分の才能の無さに絶望した。
唯一そこそこ使いこなせたのが槍だった。リーチの差、テコの原理などで多少はカバー出来るようになった。
「器用貧乏」と言われるのがしっくりきた。
英雄、一流と呼ばれる人みたいに特筆した才能は無いけれど、そこそここなす事は出来る。なら、使えるものは何でも使おうと、再び魔法に手を出す事に決めた。
今では「魔法剣士(槍士❓️)」としてハンターの仕事に就いている。
姉とは別のパーティーで頑張っているけど、姉とも確執(こっちからの一方的だけど)も許容出来るようになってきたと思ったので、今度の仕事が終わったら一緒に食事でもしようと約束している。
何年かぶりに会える姉にちょっとワクワクしてる。やっぱりわたし、姉の事大好きだったんだ。
そんな時だった。
オークの群れが待ちに迫っていると。ホロエ村から常駐している兵が伝令を持ってきた。
一気に緊張が走ったけど、結果として、街に辿り着く前に倒されたのだと言う。
ちょっと拍子抜けした。

「。。。あなたのお姉さんが亡くなったよ❓️」
。。。え❓️
誰❓️黒髪の少女❓️少女と言ってもわたしとそんなに変わらないかな❓️1~2歳くらい下かな❓️
「そんな冗談タチが悪いわよ❓️」
「ニノと言う子を守って犠牲になったんだよ。お姉さんのパーティー全員」
嘘。。。信じない。
「もうすぐ遺体が運ばれてくるんじゃないかな❓️」
誰かを守って死ぬとか、そんなタイプじゃなかったのに。
「そのニノって子は、あなたのお姉さんが命を掛ける価値があったのかな❓️」
どす黒い感情が纏わりついてくる。
「もしかしたら無駄死にだったりして」
「黙れぇ‼️」
「アハッ怖い怖い。でも、あなたもそう思うよね❓️」
。。。そうだ。確かめないと。
姉の人生が無駄だったなんて絶対、
ゆ・る・せ・な・い‼️
黒髪の少女が空気にかき消えたけど、今はどうでもいい。。。

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□大喜利転生 第33話

『アイテムボックス』の仕様
入れる・触れている物を入れる。
    アギトが食べた物を入れる。
出す・手に出す。
例外・1度アイテムボックスを使用した所で出したり入れたりする事が出来る。
戦闘中に空から武器を降らせた❓️そんなのもちろん準備したに決まってるじゃないか。
1度でも使用すると、アイテムボックスとの経路が出来上がるみたいで、詳しくはよく分からない。まぁさすがに見えてない所で入れたりしたら変な物を入れてしまう可能性があるのでやらない方がいいけど。人とかいたら神隠しの出来上がり✨いや、生き物入れられないけど。
訂正。入る意思があれば入れる事が出来る。拒否すると入れられない。まだ自分自身しか入れてないけど多分あってる。
これは、1度行った所はアイテムボックスを経由して移動出来るのでは❓️ルーラ的な事が出来そう。街に着く度に安全そうな所でアイテムボックスを使用して下準備をしとかないとね。
あと、この世界にはアイテムボックスはなさそうだけど、似たようなものはある。
1つはマジックバッグと呼ばれる魔法の鞄。小さいのから大きめのものまであるらしい。もう1つはマナストレージと呼ばれる魔法。魔力が大きい程大きく多く入る。基本は重量で容量が埋まるみたいだけど、同じ重量でも、大剣と大鎌では大鎌の方が容量を消費するみたい。持ちやすさ、運びやすさとかが関係してるかもしれない。
同じ重さの傘でも折り畳み傘だと容量を消費しないと考えたら分かりやすいかも。

何でこんな事おさらいしてるかと言うと、街から兵士達が来て、遺品やらを運んでいるから。
後で私も証言❓️しないといけないから馬車に一緒に乗せて行って貰う。時間があるので忙しそうに働いてる兵士を捕まえては話をちょこちょこ聞いている。
これからの身の振り方とか考えておかないと。
駄女神との事もあるし、いつかは勇者と接触しないといけないからなぁ。
街に着くまでは寝る。後は街に着いてから決めればいいか。

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□大喜利転生 第31話

私に何をさせるつもりなのか。
おそらく上手く誘導するか、徐々に情報を出していくつもりだったんだろう。
このムチャ振りイベントも実力を計るつもりだと思うし。
さて、どうでるか。。。
『。。。勇者を、殺して欲しいの』
「勇者を❓️」
『この世界に勇者が召還され、魔王を倒すためにこれから討伐の旅に出るの。その勇者を殺して』
「理由は❓️魔王が討伐されれば平和になっていいんじゃないの❓️そもそもそのために召還したんでしょ❓️」
『そうよ、魔王が討伐されて平和になる。でも、ある時勇者は気付いてしまう「自分を倒せる者はいない」と』
あーそーゆー流れね。
力をつける前なら倒せるとか。
「それなら召還前まで時間を戻したら良かったんじゃない❓️」
『私が呼んだ訳じゃないから。遅かれ早かれこの世界の人に呼ばれる事になるわ』
ふむ。女神が関与してないところだから無理と。つくづく駄女神やんな。
「。。。それで私に『自分』を殺して欲しいと」
Σ(O_O;)
『な。。。んで❓️』
「色々思い出したからね。記憶があると邪魔だけど、無いと経験も無くて使えない。そのバランスはやっぱり難しかったんだろうね」
女神は無言でこちらを見つめる。無言は肯定とみなすよ❓️
「多分召還の転移に何かしらちょっかいかけて、分離させたとか❓️で、身体は無いからアバターに突っ込んだと」
ピッコロさんと神様みたいなものかな❓️いや、ただの力の抜け毛みたいなものかも知れないけど。
「勇者の名前は『西園憲雪』。ゲームとかではよく『ニノ』と言う名前を使っていた」
『。。。ここまで分かって、今度は私から聞くわ。「勇者を殺して」くれる❓️』

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みあぞん

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□大喜利転生 第30話

これで本当にいけるか❓️
「アギト❗」
アギトにナイフとエアフォースワンの牙を喰わせる。おそらくこれで風属性も加わるはず。
「アギト❗ソードフォーム‼️」
黒い刀身の剣が作られ、風を纏っている。
よし❗狙い通り‼️
後はドリルランスみたいに削る感じで。さらに剣術の補正も欲しいところ。
つまり、特攻が望ましい。
「フルパワーで行くよ❗アギト‼️」
《オアアアアア‼️(任せろ‼️)》
もう完全に意思出来上がってるよね❓️
行くぜ相棒‼️
「。。。桜花、回天神風‼️」
自身をドリルにして貫く‼️消し飛べえええっ‼️

。。。何とか倒せた、か❓️
足元にはバラバラの肉片になったオーグラーが。味方を喰らって回復するウザい敵タイプだったからか、HPがそこまで高くなかった事が幸いだったのかも知れない。
『おめでとう゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚見事討伐成功です✨』
「。。。アギト、確保」
『ちょちょちょちょっとおおおおっ⁉️』
アギトが駄女神をぐるぐると捕獲している。言ってみるもんだな。出来るとは。
『あ、あのー。。。何かな❓️』
「お前には色々聞きたい事があってね」
『仮にも女神にこれは無いんじゃないかなぁーと、思うわけで。。。』
知るか。
「お前。俺に何をさせるつもり何だ❓️」
『え、えーっとー❓️この世界を楽しんでもらおうと、ね❓️』
まだシラを切るつもりか。
「何で、わざわざ過去の世界に転生させた意味を聞いているんだ」
『。。。え❓️な、何で❓️』
「お前は『この世界を参考にゲームを作った』と言った。じゃあ何でゲームであったイベントが起きているんだ❓️過去にあった出来事をゲームでイベントにしてるんだろ❓️もう一度この世界で同じ事を起こす意味が分からない。でも過去に戻っているなら納得は出来る」
『。。。』
「もう一度聞く。俺に何をさせるつもりだ❓️」

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