花火のあと夜空に花火がひらくたび、歓声が、少し遅れて胸に届く。誰かの笑い声、肩がふれあう距離、手を伸ばせば届きそうで、でも届かない気配。花火は一瞬で消えるのに、そのあとに残る静けさは、どうしてこんなに長いんだろう。きれいだったね、って言葉を飲み込んだまま、夜風だけが、頬をなぞっていく。人はみんな、誰かと見た景色を心の奥にそっとしまって生きている。今は隣にいなくても、あの花火を一緒に見た記憶が、ちゃんと私を支えている。夜空は、何も約束しない。でも、「大丈夫」とも言わない。ただ静かに、胸の奥がきゅっとなる理由を、教えてくれるだけ。#今日の1枚 #夜更かし #写真愛好家 #夜に読む #GRAVITY友活 #大切な人