国葬について話したので、次は今回のアフリカへの投資について。アフリカへの300億ドル(約4兆円)はおそらく、外貨準備からのお金で投資されてると思う。さきの投稿でも話したけど、アフリカはコロナ禍の影響もあって数百億ドル(数兆円)の損失が出てる。これは農業が雇用の主体であるアフリカにとってかなり深刻な問題。だって失業者で溢れかえるんだから。そうなると政治も乱れて、アフリカ原産の商品(レアメタルや蚊取り線香や石油など)の輸出が滞る。日本の石油のアフリカへの依存度は約10%。そこで今回チュニジアで主催され、日本主導で作られたTICAD(開発会議みたいなもの)で「雇用の主体である農業と命に関わる保険」つまり「人」を基軸に300億ドルの投資がされた。でも述べた通り、農業だけで数百億の損害の立て直しが必要。だから、たかだか3年間かけて300億ドルの投資は効果は薄いと思う。とりあえず、日本主導の会議だからパッと見はカネ出しておこうって金額に思える。あとアフリカ諸国の中国への借金返済にも300億ドルの投資の中から使われると思う。中国は2000年頃からアフリカの港などのインフラに莫大な融資をした。これで借金返済できない国があったら、担保としてインフラを奪われる「債務の罠」が発動される。インフラを奪われる訳にはいかないから、何がなんでも借金返済はしないといけない。そのための資金でもある。以上、アフリカの状況でした。問題は「俺たちの血税を使うな！！」って思われるかもしれないけど、ご安心を日本の外貨準備高は「1兆3000億ドル」あります。これは貿易で稼いだお金を貯金していって積み上げた「ドル」です。いかに日本が貿易輸出国であるか示す数字です。だからこそ、最近の円安は貿易輸出国である日本にとってはとても望ましいわけです。ただ惜しいのはこの「1兆3000億ドル」を日本で使う円に変換できないことです。この規模のドルを円に為替交換したら、バイデンさんが岸田さんの首を絞め、イエレン財務長官はビンタをし、パウエルFRB議長が股間蹴りをするくらいやばい事になるからです。日本だと何が起こるのだろうか、寒気がする。#アフリカ#円安#外貨準備高
