妻を悼みて詠める歌一首并せて短歌夕されば 君在りし日の 常にやあらむ 金色(こんじき)の 酒を酌ままし 独り言ちせむ ゑひもせず 問ふべきひとの 影さへ見へず 吾もまた その道ゆかば また君と 会ふことあらめ 知るよしもがな反歌 一首君逝きて 独り酒汲む 夕間暮れ 酒の面(おも)にも さざなみ立つか#のようなもの #悼妻賦 #夕暮編