星空は、星が一つしかなければ美しいものではない。 無数に散りばめられ、明るい星と暗い星が無作為に入り乱れるからこそ、飽きぬハーモニーがそこにある。 そのすべてが欠かせぬ主役。隣を引き立てる黒子でありながら、隣に引き立てられる演者である。 個ひとつで全はできぬが、全を創るためには個が必要。 個の価値とはそこにある。 だが我々は星空を見なくなってしまった。 もう、最も輝かしいものしか目に入らない。#星祈りの跡創作祭 #地上の星みたいな何か