こんにちは読書記録です日本の国民皆保険島崎謙治 著ちくま新書前半部では1922年の健保法の成立1938年の国民健康保険法の制定1961年の国民皆保険の実現の歴史を追っていくことで、先人たちの選択として日本では国民皆保険が成立したありがたさを感じられました後半部では所得水準にかかわらず必要十分な医療を受けられる権利が守られるために、将来への展望をどうするべきかが考察されています最終章での、所得水準が低い人たちの医療へのアクセス権を守るために、混合診療を解禁してはいけないという主張は説得力があってよかったです僕が住んでいる市にも総合病院が欲しいという希望はあるのですが、本書の2040年問題を読んで、超高齢社会・人口減少社会という制約のもとでは、なかなか難しいのかなと感じました生産年齢人口の減少というのが、将来への雲行きを暗くしているようです#読書 #読書感想文 #国民皆保険 #医療制度 #社会保障