何が起きたか、ありのまま話すぜ…なんでか、今日、帰りのバスが遅延しまくってて物凄い長蛇の列になっていた。しゃーないので、最寄りまで電車、そこから徒歩で帰る事にした。最寄りからは歩いておよそ20分くらい掛かる。最寄りからトボトボ歩いてたら、道の反対側に、ワークマンとかで売ってる上下紺色の、襟がファーっぽい作業着を着た男がいた。そいつは20m離れたぐらいの場所から道を斜めにする様に、こっちに真っ直ぐ向かって歩いてきた。私の顔をみながら。周りには誰も居なかった。様子がおかしい男に、私は咄嗟に、萌え袖にしてた手を出し、握り拳にして、目はガンギマリにし、ファインディングポーズを取りながら歩き出した。ファインティンポーズを見た男は1.2メートル点前で身体の向きを変え、通り過ぎて行った。五、六歩歩いてたら気配を感じたので振り返ると2メートル後ろに着いてきていた。私も無言で立ち止まり、顔をガン見したら向こうも立ち止まり、振り返って走って逃げて行った。そこで脱兎の如く私も走り出し、アパート前で一度振り返り、着いてきてないか確認した上で建物の敷地内に入り、階段を駆け上がり上階からそっと着いてきてないか伺ったら、辺りには子猫一匹居なかったので音速で家に入り、動悸が止まらないので以前貰った薬を飲んでぐったりしてるところです。いやーーー…最近無敵の人が多いから怖過ぎる。明日からは長蛇の列でもバスで帰ろう。咄嗟に戦う意志を見せた自分にも衝撃だった。マジ怖かった。#怖い話 #不審者 #咄嗟に出たのは悲鳴ではなくファインティングポーズ