『告白病棟 汚れなき者』2022年/アメリカ/134分ジャンル:ホラー/ミステリー監督:マイケル・ユリンコキャスト:トム・サイズモア【あらすじ】その日はダグラスが刑事になって最初に担当したスピノジ事件の日であり、愛娘アンナの誕生日であり、亡くなった息子チャーリーの事故の日だった。精神科病院のヘイジンガー院長から呼び出された彼は、患者のグラスマンが自白をしたがっていると聞かされるが……。【見どころ】① 怪しすぎる病院。② グラスマンの告白。③ 不可解な繋がり。④ ダグラスの対応。⑤ 終わらない悪夢。⑥ タイトルの意味。【感想】ワケあり刑事と怪しすぎる院長…グラスマンの告白を囲って交わされる2人の会話を中心にして物語が進む。その半分くらいはグラスマンの回想シーン。戦争で負傷した彼が、介抱された民家で何を見たのか。ザラついた画質と褪せた色調に不安を掻き立てられる。ホラーにとって大切な雰囲気づくりがちゃんとしていて、最後まで集中して観れた。ホラー描写がネトフリ作品みたいに派手にならないのも良かった。ダグラスを演じるトム・サイズモアの演技が渋くて安定感がある。いろんな謎が散らばっていて、ラストに回収するだけじゃないのが良かった。タイトルの「汚れなき者」が何を示すのかは議論の余地あり。ひとつだけ残念なのはグラスマンのメイクがちょっと不自然だったこと。それ以外は期待以上だった。#映画 #UNEXT #ホラー #告白病棟 #告白病棟汚れなき者